2021年8月に開催された東京五輪では、谷晃生の活躍とともにGKコーチとして話題になった元サッカー日本代表の川口能活。2018年に現役を引退して以来、どのような活動をしているのでしょうか。JFAのコーチとしての指導歴、各種参加イベントについてまとめてみました。
川口能活の現在の肩書
ジュビロ磐田GKコーチ(2023年~)
2022年12月には、選手時代にもプレーしたジュビロ磐田のGKコーチに就任することが発表されました。コメントは以下の通り。ジュビロ磐田で最高の選手達を輩出してくれるのが楽しみですね。
2023シーズンよりGKコーチを担当します、川口能活です。
https://www.jubilo-iwata.co.jp/newslist/detail/?nw_seq=8690
選手時代に過ごしたクラブにコーチとして仕事ができることを大変喜ばしく思います。
監督、スタッフ、そして選手をサポートし強いジュビロを取り戻すために全力を尽くします。
そしてジュビロサポーターと共に戦い、歓喜を味わいたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
指導した選手
2023:八田直樹 / 三浦龍輝 / 齊藤貫太 / 梶川裕嗣
誕生日には、息子さんをゲストに迎え、ウォーターシャワーの手荒い祝福を受けるシーンがとても素敵でした。
試合前に選手をハイタッチで送りだすシーン。早くもGKコーチが板についてきていますね。
2024:川島永嗣 / 坪井湧也 / 三浦龍輝 / 杉本光希
日本代表での盟友、川島永嗣さんと再会。この組み合わせがクラブで見られるなんて素敵すぎます。
JFAコーチ-サブコーチ (2019年~2021年)
2018年にSC相模原で現役生活を終えた川口能活。2019年からはJFAナショナルトレセンコーチに就任(2021年からはJFAコーチに改名されています)しています。ナショナルトレセンコーチって何をやっているんでしょう?
その活動に一つが、JFA主催のGK合宿。定期的にナショナルGKキャンプと呼ばれる、アンダーカテゴリの強化合宿を行っていますが、そのGKコーチに一員として指導にあたっていたりします。
川口能活がコーチとして参加した合宿
- 第22回:2019/7/5(金)~7/7(日)@福島県/Jヴィレッジ
- 第23回:2019/12/6(金)~12/8(日)@福島県/Jヴィレッジ
- 第24回:2020/11/13(金)~11/15(日)@福島県/Jヴィレッジ
- 第26回:2021/11/12(金)~11/14(日)@福島県/Jヴィレッジ
第26回の参加レポートにおけるコメント。
川口能活 ナショナルコーチングスタッフ
私がコーチとして参加するJFAナショナルGKキャンプも2019年の3回、2020年に1回、そして今回と、5回目となり、U-13、U-14の選手達の意欲的な取り組みの中、大変実りのあるキャンプとなりました。
このナショナルGKキャンプでは日本代表選手、海外のクラブで活躍する選手、Jリーグで活躍する選手と数多くの名GKを輩出しています。今回参加した選手達もそういった先人達を上回る選手に成長し、日本のGKのレベルを更に高い位置に引き上げて欲しいと心から願っています。選手達の成長のために私達GKコーチが少しでも力になれるよう、彼らを見守りながらサポートしていきたいです。
JFAの公式YouTubeではその様子が伝えられています。
また、2022年度はU-19の活動に集中しているからか合宿への参加はありません。
日本五輪代表 GKコーチ(2021年)
引退直後にU-22日本代表のGKコーチに就任したことも話題になりました。
https://www.nikkansports.com/soccer/japan/news/201812060000710.html
2021年の東京五輪ではGKコーチとして日本のGKを指導していたのは記憶に新しいですね。大会前に谷、大迫、鈴木の3人を集めてミーティングを行ったときの映像は必見です。
「ゴールキーパーのグループとして結束を高めて戦っていこう」
映像の中でそう語っています。GKのグループとしてチームに貢献する。試合に出られるのは1人で、お互いライバル関係でもありながら、協力していかなければならないのがゴールキーパー。そこをあえてグループとして戦うことを促すというところが面白い指導だと思いました。
U19日本代表GKコーチ(2022年)
2022年にはU19日本代表のGKコーチに就任することが決定しました。2023年のU20アジアカップでベスト4以内入りし、その後のU20ワールドカップでの優勝を目指すことがミッションです。
帯同した主な国際大会
- 第48回モーリスレベロトーナメント
- AFC U20アジアカップウズベキスタン2023予選
また、2022年12月、ジュビロ磐田GKコーチへの就任と共に退任されることが発表されました。
https://www.jfa.jp/national_team/u19_2022/news/00031331/
U18日本代表GKコーチ(2022年)
U-19でワールドカップを目指す傍ら、U18の指導にもあたっていました。
- 2022 SBSカップ国際ユースサッカー(8.25-28@静岡)
- 2022 スペイン遠征(11.3-13@スペイン/マルベージャ)
JFAアスリート委員長
JFAには20を超える委員会があるらしいのですが、2020年5月にアスリート委員会という委員会が新たに発足しました。その委員長を務めるのが実は川口能活。活動の目的としては、選手の立場から選手にとってより良い環境を提供すること。副委員長には盟友の服部年宏。委員メンバーには、元日本代表FWの播戸竜二、元日本代表キャプテン長谷部誠、日本プロサッカー選手会長のMF高橋秀人、女子サッカーからも川澄奈穂美、岩清水梓などが務めています。南アフリカW杯で、選手と監督の橋渡しをするキャプテンを務めて川口にとってはうってつけの役割ですよね。
https://www.jfa.jp/about_jfa/news/00024890/
就任時のコメント:
「新設されたアスリート委員会の委員長に任命され、大変光栄に思っていると同時に重大な責任を感じております。現場の最前線で戦っているアスリート(選手)たちの意見や考えていることを汲み取り、JFAとアスリートが共有しながら、競技レベルの向上、環境整備に貢献できる活動をしていきたいと考えています。
私自身、日本代表や海外、そして国内ではJ1、J2、J3と幅広いカテゴリーでプレーしてきました。各カテゴリーのアスリートがピッチ内外で直面している問題点、自らが肌で感じてきたことを、より具体的にJFAの関係者に伝えることができると思っています。サッカーファミリーの皆さまと共に日本サッカーの社会的認知、地位向上に努め、サッカーを人気スポーツから文化へと根付かせ日々の生活になくてはならないものになるよう、そして日本サッカーが世界の数々の強国と対等、それ以上の存在になるよう尽力していきたいと思います」
2022年5月には2期目がスタートし、新たなメンバーも加わり活動を続けています。
JFAの以下の記事ではそのオンライン会議での様子の画像が掲載されていて興味深いです。川口能活@Zoom会議ですからね。なかなか貴重です。テーマは『女子サッカーの現状』。みんな表情が険しいですね笑
https://www.jfa.jp/about_jfa/news/00030416/
早稲田大学大学院 スポーツ科学研究科の社会人修士1年コース 学生
2022年の4月からは早稲田大学大学院生です。日本サッカー協会専務理事や内閣官房東京五輪・パラリンピック推進本部事務局長などを務めた平田竹男教授のもとでスポーツビジネスを学んでいるそうです。
ラグビー元日本代表の五郎丸さん、ジュビロ磐田時代の同僚でもある元サッカー日本代表おn福西さんも同じ研究室で学んでいるとか。すごいメンバーですよね。
入学時の豊富は「サッカーを深く学術的に学んで現場の指導に役立てたい」といっていました。今までの経験や身に着けてきた技術に加え、もう一つ軸が加わることで、より指導者としてレベルアップすることを目指しているのか。あるいは、他の形で活躍しようとしているのか。今後が楽しみですよね。
川口能活の対外発信
引退後、さまざまな分野で発信の活動をしています。そんな川口の活動を紹介していきます。
スポーツくじ(toto・BIG)「GROWING 大人のサッカー教室」(2019年3月)
スポーツをする機会の減った大人に、再びスポーツをする楽しみを伝えるということを目的に開かれたサッカー教室。川口能活がその講師として参加しました。私自身も参加させてもらいました。ここ数年で最高の思い出です。
総勢30人くらいが豊洲のフットサル場に集まり、まずはストレッチやボールを使った簡単なエキササイズやパス練などを実施しました。あの憧れの選手と同じフィールドで一緒に汗を流すことができることに喜びを隠しきれませんでした。その後はシュート練習で、GKをやったことのない人も、GKの楽しみを知ってもらいたいと、全員が持ち回りでキーパーを経験させてもらいました。その後は5人対5人のミニゲーム。
しかし本当の楽しみはこのあとでした。あの川口選手とのPK対決参加者の中からじゃんけんで勝ち抜いた5人が代表して川口選手とPK対決に参加。ありがたいことに、私もその1人として蹴らせてもらいました。あまりの出来事に足が震えてしまい、ゲストの松木安太郎さんにはいじられてしまいました笑
とにかく夢のような時間。参加者も川口能活好きの方々ばかりで空き時間の交流も大変楽しかったです。かなり主観的な感想ばかりになってしまいましたが、詳細なレポートは以下の公式HPをご覧ください。
https://www.toto-growing.com/interview49
「スポーツ×食」オンラインセミナー(2021年5月)
「強く健康な体を作るスポーツ食『7つのルール』」「試合の前に摂るべき食事、後に摂るべき食事」「スポーツ栄養における日本食の価値」といったテーマで栄養士の橋本さんからのレクチャと、それにまつわるパネルディスカッションのような形式で、橋本さん、川口能活さん、そしてモデレータの元競泳五輪代表、伊藤華英さんが話を繰り広げます。
特に強調されていたのが、特にジュニア世代では「たくさん量を食べること」そして「楽しんで食事をすること」というのが心に残っています。川口さんのご両親がそうできるようにいろいろと工夫してくれたとのこと。
平日の夕方だったので、仕事をさぼって私も聴講しました。内容ももちろんためになりましたが、個人的には元マリノスの専属栄養しだった橋本さんが語るかつてのエピソードがもっとも楽しかったです。やはり当時から川口選手はストイックで、油ものは食べない、サラダはドレッシングなし、パスタソースは使わず塩で食べていたという。それに、自分なりに食事にはこだわりがあって、橋本さんがいろいろとメニューを考えても、受け入れてもらえなかったとか笑 若くてとがっていたころの様子が目に浮かびました笑
https://the-ans.jp/news/161407/
川口能活&那須大亮、高校生へオンライン授業(2020年5月)
川口能活とジュビロ時代のチームメイト那須大亮さんが、コロナの蔓延でインハイが中止になった高校生に対しエールを贈るというもの。
最後のQAではGKで大事なことは自信を持つこと。シュートに対して向かっていく気持ち、それと合わせて味方に対する包容力が大事と語っていたことが印象に残りました。根拠があってもなくても、自信を持つこと、味方にやさしくできる余裕を持つことはGKに限らずどんな世界でも必要なスキルだと思います。
また、目標を持つことの大切さも強調していましたね。学生時代は目標を紙に書いて机に貼っていたことは有名な話。「1.チームでレギュラーになる 2.県選抜に選ばれる 3.アンダー世代の日本代表に選ばれる 4.冬の全国選手権に優勝する」といったことを書いていたそうです。
大人になって、目標を紙に書くのは恥ずかしいかも知れませんが、目標の大切さは大人になっても変わらないし、それをいつも見える位置においておくことは絶対の効果がありますね。
以下のサイトからはアーカイブ動画を見ることができます。私もここから見ました!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000058814.html
- 「試合ができなくてさみしい」という学生の本音に川口さん、那須さんが言葉をかける
- 高校三年生の時に直面した挫折
- 那須さんがアドバイス「苦しくなった時、辛さを学びに変える努力をしよう」
- 川口さんの考えるチームのまとめかたとは?
- 那須さんが時間の使い方で大事にしていることは?
- インターハイ中止後の目標設定に悩む学生に「立ち上がる強さを」「もがき続けることから逃げない」
- ゴールキーパーの学生から川口さんに質問「ゴールキーパーとして一番大事なこと」
- 川口さん、那須さんから送る学生に向けての明日へのエール
ジュニアサッカーフェスティバルin味の素スタジアム(予定)
財団法人東京都スポーツ文化事業団が主催する、イベントへの出演。味の素スタジアムにて、
- サッカーアトラクションパーク
- 当日参加型ワンポイントレッスン
- フリースタイルフットボール体験
- ブラインドサッカー体験
などのイベントが開催されます。
川口能活さんは、元サッカー日本代表の北澤さんや、東京オリンピック「なでしこジャパン」監督の高倉さんらと一緒に、ステージイベントに出演予定です!
横山だいすけさん、お笑い芸人シューマッハによる楽しいステージショーを開催!会場を更に盛り上げます!川口能活さん、高倉麻子さん、特別ゲストの北澤豪さんによるサッカーやスポーツにまつわるトークショーを実施します。
公式サイト:https://www.junior-soccer-fes.com/index.html
川口能活コーチとアジアカップに挑むなでしこGKとの座談会(2022年1月)
2022年にAFC女子アジアカップに挑む、なでしこGKの3人、池田咲紀子、山下杏也加、田中桃子との座談会の様子をJFAが公開してくれています。
強く残ったメッセージをまとめると
- ゴールキーパーが勝たせる試合を見せ、価値を証明してほしい。
- 試合に出られなくとも、サブの選手もチーム全体を見て盛り上げる。いつチャンスが巡ってくるかわからない。
- キーパーとしてやるべきことはアジアカップでも変わらない。ゴールマウスを確実に守ること、攻撃の起点になること。
- アジアカップは責められる時間が少ないかも知れないので、準備が高いレベルで求められる。
- 最後に、王者として圧倒できるような戦いを!
鈴木啓太 / Keita Suzuki YouTubeチャンネル(2022年2月)
日本代表でも活躍した鈴木啓太さんのYouTubeチャンネルに出演していました。鈴木さんは、実は川口の中学校(東海大一中)の後輩!
動画は、鈴木さんが川口に質問を投げかけながら川口能活というGKのキャリアを振り返っていくスタイル。誰もが知っているアトランタ五輪や、ワールドカップ、楢崎正剛との関係性などについても言及してくれています。
中学の後輩だからか、あるいは日本代表の盟友としての関係性からなのか、川口も終始リラックスしていて、ゆっくりと本音で語っているような、とても良いインタビューでした。
20分くらいの動画が全部で3本あります。インタビューが、1時間だったとのことなので、ほぼノーカット!これは超おすすめ動画です。
川口が世界に名を轟かせたマイアミの奇跡。インタビューでは意識的に強気の発言をしていたけれど、本音は「びびってた」というエピソードは驚きでした。
- GKになったきっかけとは?
- “高校サッカー史上最強のディフェンス”清水商業 選手権優勝の要因
- “タレント揃いの名門クラブ”横浜マリノス加入の決め手
- ブラジルと対戦が決まった時の心境とは?
- “五輪史上最大の番狂わせ”マイアミの奇跡の裏側
- 五輪予選とW杯予選の違いとは?
- “日本サッカー史上初の快挙”W杯出場決定時の心境
- フランスW杯を経て感じたこととは?
- “日本人GKとして初”海外挑戦のきっかけ
- 川口能活から見た日本と世界のGKの違い
ヨルダン戦のPKや、独逸ワールドカップでの活躍。その時の心境を改めて聞けると、改めてあのときのスーパーセーブを見直したくなりますよね。
- 出場機会に恵まれなかった日韓W杯で得たもの
- 精神的支柱だった秋田豊と中山雅史
- 4連続セーブで勝利に導いた伝説のPK戦の裏側
- PKの時に考えていることは?
- ジュビロ磐田に移籍を決めたきっかけ
- “まさかの逆転負け”GL初戦・オーストラリア戦
- “負けたら敗退決定”GL第2戦・クロアチア戦
- “バケモノ集団”GL第3戦・ブラジル戦
- ドイツW杯を経て感じたことは?
日韓W杯で中山や秋田の存在と行動、彼らが見せた立ち振る舞い。それが2010年南アフリカW杯での川口能活の行動につながった。それがさらに2014年、本田や槙野の行動にもつながったという話は本当に素晴らしい。
ワールドカップは出てる選手だけでなく、チームを別の立場で支える存在が改めて大事なのだと感じました。
最後は、ライバル楢崎正剛への想い、川口能活がどこを目指しているのかについても語っているので、3本目も必見です!
- 2010年南アフリカW杯メンバー選出の裏側
- ベンチメンバーとなった中村俊輔へかけた言葉の真意とは?
- 日韓W杯と南アフリカW杯のチームの違いとは
- "プロ生活25年" 引退を決めたきっかけ
- "同年代のライバル" 楢崎正剛の存在
- コーチとして臨んだ東京五輪
- 川口能活が描く次なるステージ
中村俊輔選手引退記者会見メッセージムービー/横浜FC公式(2022年11月)
「天才が努力するとこういう選手になるんだな」
2022年11月10日に行われた、中村俊輔の引退記者会見の中で、中村俊輔とつながりのあった豪華なメンバーからメッセージムービーが贈られました。とても粋な演出ですよね。
その中で、横浜Fマリノス時代、そして日本代表でも数多くの試合を共に戦った、川口能活からもメッセージが贈られていました。横浜FCが、そのフルムービーを公開してくださっているので是非ご覧ください。
一番印象に残ったのは、冒頭のセリフです。川口自身、ストイックなまでに自分を追い込み、努力する選手だっただけに、俊輔への最大限の賛辞の言葉なのではないかと思います。
他にも、小野、長友、岡崎、遠藤、ストラカン、そしてキングカズからのメッセージが収録されています。
また、中村俊輔選手の引退会見自体の動画もアップしてくださっていて、その中では川口らのビデオムービーを聞く俊輔の表情も合わせて見ることができます。こちらもとても感慨深いので是非ご覧ください。(全部見て欲しいところですが、川口登場シーンは14分くらい!)
JFA関連活動
JFA監修 GK育成プロジェクト(2022年6月、10月)
JFA監修のGK育成プロジェクトの1つとして、加藤好男さんと自らプレーを実演しながらの指導を行っていました。
トレーニングメニューとしては以下。
- ハンドパス
- ディフレクティング
- ポジショニング
未来の日本代表となるGKを育てるべく、真剣なまなざしで指導する様子が見られます。
そんな本郷中での指導を終えたあとの、川口能活の独占インタビューも最高でした。
「ここ最近ワールドカップで優勝しているチームのキャプテンはGK。GK最も重要なポジションだし、かっこいいポジション。進んでGKをやって欲しい。」そんな言葉が印象に残りました。
インタビュー内容としては以下のような内容。キャリアというのは、歩んでいるときはその意味に気づけないで、ただ目の前のことを全力でこなしている感覚だけど、あとから振り返って初めてその意味に気づくもの。
川口から語られる、学生時代に感じていたことをここで知れるのは、若い皆さんにとって大きな財産となるような動画ではないでしょうか。
- 本郷中の指導はどうだった?
- GKを目指したきっかけは?
- いつからGKに特化した練習を始めた?
- 子どもの頃のプレースタイルは?
- 「前に出る」プレースタイルになるきっかけ
- 怪我をした時のトレーニングは?
- 試合に出られない時のモチベーションの保ち方
- 子どもの頃ポジション争いで勝つためにやっていたことは?
- 指導のポイントは?
- GKを目指す子供たちへのメッセージ
月刊GK YouTube特別版 〜ビルドアップ・ロングボール〜とうことで、続編の動画もアップされています。トレーニングメニューとしては、
トレーニングメニューとしては以下。
- ビルドアップ
- ロングボール
ビルドアップでは、ミスを減らすため、味方にパスを出して欲しいところを明確に伝えることを指導していました。また、ロングボールでは、キックの瞬間に相手の選手を見るのではなく、ボールに集中することを教えていました。
川口の指導で中学生たちが目に見えて上達していく様子は見ててとても気持ちが良いものでした。
天皇杯ベスト8の抽選会(2022年7月)
天皇杯の第102回大会の準々決勝の組み合わせ抽選会にプレゼンターとして参加した様子がJFA-TVで配信されています。
播戸竜二さんが司会進行、川口能活さんがドロワーの大役を担いました!
「ボールは常温でした」
これが今後も語り継がれる名言になりました笑 これはチャンピオンズリーグなどの組み合わせ抽選会では、意図的な抽選が行うために、ボールが暖かかったり冷たかったりするという都市伝説について川口が言及したもの。
オープニングの挨拶で「ドロワーを務めさせていただけることを嬉しく思います」とまじめな話から始まったかと思えば「ボールが温かいのか、冷たいのか」といきなりブラックジョーク笑
最後の挨拶でも「ボールは常温でした」と締めていました。
播戸さんが、川口や中野委員長に適宜突っ込みを入れたり、川口と播戸の掛け合いがあったり、終始和やかな感じで抽選会は進み、川口も大役を果たし終えました。抽選結果はこちら。
そのほか印象に残ったコメント
- 現役時代、なんども天皇杯の頂点を目指しましたが、一度もたどり着くことができなかった
- ボールが温かいのか、冷たいのか
- (自身のドローの結果を見て)均等になるのは難しい。。
- ジュビロ磐田が勝利した場合には、やはり(古巣の)ジュビロ磐田に勝ち残って欲しいです
- 現役時代PK戦になるのは正直嫌でした
- GK全員に頑張って欲しいと思います
最後に
8月の東京五輪では、やはり川口能活の人気はいまだに根強いのだと実感しました。私自信、久々にテレビに映し出させる有志を見て、かつての熱量がよみがえってきました。今後も、日本のGKの育成のため、また日本最高のGKとして経験し、得られた様々なことを対外発信などを通じて世の中に還元していって欲しいと思います。
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