3年ぶりに日本代表に復帰した中村航輔選手。中村選手の現在の所属や成績や評価、過去の移籍先について紹介した上で、使用しているキーパーグローブのメーカーやその入手方法について考察します。
中村航輔のプロフィール
- 名前:中村航輔(Kosuke Nakamura)
- 国籍:日本
- 誕生日:1995年2月27日
- 身長/体重:185cm/82kg
- 所属チーム:ポルティモネンセSC(柏レイソル→Jリーグ・アンダー22選抜→アビスパ福岡→柏レイソル→)
- 代表歴:日本代表(2017年~)
中村航輔の現在の所属と活躍
中村選手が現在プレーしているのはポルトガル1部のポルティモネンセSCというチームです。
ゴールキーパーでいうと、2019年~2021年に権田修一選手が所属していたこともあり、他にも金崎夢生、中島翔哉などが所属していました。中村選手も権田修一選手と入れ替わるようなタイミングで2021年に移籍を果たしています。
移籍してから2シーズンは、怪我の影響などもあり、正GKのサムエル・ポルトガルの牙城を崩すことができず、控えGKとして試合出場もわずかに2試合にとどまってきました。しかし、2022-23シーズン序盤にサムエル・ポルトガルがFCポルトに移籍すると、そこからは正GKの座を射止め、全試合に出場しています。
2022-23シーズンのスタッツや活躍状況
中村選手は2022-23シーズン2つのスタッツでリーグトップの成績を残しています。
1つはセーブ数。単純にシュートストップした数を表す指標です。
ここまで29試合にスタメン出場し、止めたシュートは実に130本。2位のルイス・ジュニオールが106本なのでダントツの数字です。
もう1つはPSxGというスタッツ。これは平均的なゴールキーパーが出場している場合に期待されてセーブ数に対し、実際にどれくらいセーブしたかという指標です。他のスタッツを異なり、チーム力に左右されず、ゴールキーパー個人が難しいセーブをしたかどうかが評価されるので、セーブ率や防御率などに比べてGKの実力の正しい評価により近い指標になっています。
これが驚異の+11.6です。つまり平均的なゴールキーパーが出場したときに比べ、12点近くも多く失点を防いでいるという評価です。これももちろんリーグトップの成績です。
サッカーのスタッツサービスのSofascoreでもプリメイラ・リーガでGKとして1位の評価
また、Sofascoreの評価では、平均採点が7.23とリーグ全体で2位。ゴールキーパーとしては1位です!!
中村航輔の今シーズンのプレー動画
躍動感のあるシュートストップが魅力です。また、川口能活が1対1のときの飛び出すタイミングが抜群だと中村選手を評価していましたが、1対1のときの間合いの詰め方もうまさがプレー集のような動画でも十分に観察することができますよね!
3つほど、スーパーセーブ動画をピックアップしてみました。どれも中村選手の魅力満載ですが、最後のジル・ヴィセンテFC戦のセーブ動画だけでもぜひ見てみてください!
2022-23シーズン 23節 2023年3月4日 スポルティングCP戦
2022-23シーズン 28節 2023年4月15日 エストリル戦
2022-23シーズン 29節 2023年4月23日 ジル・ヴィセンテFC戦
中村航輔の過去の移籍先
柏レイソル(2013年~2015年)
小学生のころから柏レイソルの下部組織に所属。柏レイソルの下部組織はGKの育成に定評がありますよね。2013年にトップチームに昇格します。が、中村選手が有名になるのは、このあとのレンタル先の福岡時代になります。
アビスパ福岡へレンタル(2015年)
J2のリーグ戦の後半にスタメンに定着し、活躍。チームは3位フィニッシュも、J1昇格プレーオフでも活躍し、チームのJ1昇格に貢献します!
個人的には、当時FC岐阜に所属していた川口能活とアビスパ福岡のリーグ戦最終節の試合がとても印象に残っています。
柏レイソルに復帰(2016年~)
2016年シーズンより柏レイソルに復帰。同タイミングで菅野選手が京都に移籍したこともあり正GKとして定着。2017年シーズンにはJリーグベストイレブンにも選出される活躍を見せています。
この頃、日本代表にも初選出され、北朝鮮戦でデビューも果たします!2018年には川島選手の評価が揺れる状況でワールドカップデビューすら期待されましたが結局出場はなりませんでした。
一方2018年シーズン、柏レイソルでは怪我による離脱でつらい思いをするシーズンでした。試合中の衝突で脳震盪による負傷退場が2度もあり、難しいシーズンになりました。チームもJ2降格。積極的な飛び出しが特徴でもあるので、相手選手との衝突が自ずと増えますよね。
https://web.gekisaka.jp/news/jleague/detail/?249983-249983-fl
2019年シーズンは1年でチームをJ1復帰に導きますが、その後チームは韓国代表のキム・スンギュを獲得。2020年シーズンは怪我にも苦しめられます。この頃から、日本代表にも選出されず、メディアでの扱いも少なくなったように思います。
ポルティモネンセSCに移籍で自身初の海外挑戦(2021年~)
人知れずといったら失礼かもしれませんが、中村選手のように日本代表経験があるレベルのGKが海外移籍するわりには、メディアの扱いも小さすぎたように感じました。
2021年に自身初の海外挑戦を果たし、1年半ほどサムエル・ポルトガルからスタメンの座をなかなか奪えずにいましたが、2022-23シーズンよりスタメンの座を獲得し、リーグでインパクトのある活躍を残しています。
上記の記事にも書いてある通り、欧州リーグを戦えるクラブでプレーするのが次の目標とのことで、今シーズンの活躍や、今後の日本代表における活躍が認められれば、ビッグクラブへのステップアップがあるかも知れません。
中村航輔の見ためが大きく変わったと話題
中村選手は昔から各年代の日本代表に選ばれる有名な選手だったので、昔から中村選手を知っている方も多いと思います。
私自身もそうですが、ポルトガルリーグで奮闘する記事やSNSの動画などでその見た目が大きく変わったことも話題になりました。
こちらは柏レイソル時代の昔の画像。試合中の鋭い眼光はそのままですが、どちらかというと童顔のイメージでしたよね。
それが今では髪型は坊主になり、ひげも生やしており、かなりイメージが変わっています。
欧州5大リーグではないといっても、日本人GKが欧州のトップリーグで正GKの座を獲得し、活躍し続けることは簡単ではありません。見た目の変化も、ポルトガルという厳しい環境の中の数々の試行錯誤のうちの1つなのでしょう。
そんな欧州でどんな想いでプレーをしているのが、以下のNumber Webの記事はとても読みごたえがありますので是非読んでみてください。
https://number.bunshun.jp/articles/-/856601
日本代表への想いについても語られており、今回日本代表に選出されたあとに読むと、感慨深いものがあります。
中村航輔のキーパーグローブ
中村航輔が現在使用しているのがRG(アールジー)というキプロスに本社のあるメーカーのキーパーグローブです。
それまではアディダスのキーパーグローブを使用していましたが、2023年3月からRGのキーパーグローブを使用するようになっています!
2023年6月、久々の代表戦で使用したのはRG Aversa 2023 / アールジー アーベルサ2023
2023年6月の日本代表のキリンチャレンジカップ、ペルー戦で久々に日本代表としてピッチに立った中村航輔選手。その際使用していたのが、Aversa 2023というモデルです。
まるで日本の日の丸をイメージしたようなデザインで、RGグローブの日本代表戦デビューのモデルとしてぴったりですよね!
RG Aversa Black / アールジー アーベルサブラック
リーグ戦で使用しているのが、Aversa Blackというモデル。amazonで購入可能ですが在庫がかなり少ないようです。
RG Bacan 2023 / アールジー バカン2023
また、RGさんのtwitter等で公開されている中村選手と契約時の動画の中で、中村選手が装着しているモデルはBacan 2023というモデルです。
中村選手と同じグローブを使用したいという方はぜひamazonで探してみてください!
amazonがRG Japanさんが直接的に出品している分で、他にもSWS、キシスポにて取り扱いもあるようです。
なお、最近まで使用していたadidasのキーパーグローブもamazonなどで購入が可能ですので合わせてチェックしてみてください!