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ゴールキーパーを英語で何と言う?指示・コーチングフレーズの地域別まとめ【サッカー英語】

サッカーで「ゴールキーパー」は英語で何と言うか知っていますか?
実は、同じ英語でも国や地域によって少しずつ呼び方や使われ方が違うんです。

この記事では、

  • ゴールキーパーの英語表現
  • 地域ごとの違い(イギリス・アメリカ・オーストラリア)
  • 海外で実際に使われている指示・コーチング英語フレーズ

を分かりやすく紹介します。
英語でサッカーを楽しみたい人や、海外の試合・指導を理解したい人におすすめの内容です。

「ゴールキーパー」は英語で何と言う?

基本的には goalkeeper(ゴールキーパー) と言います。
他にもカジュアルな言い方として keeper(キーパー)goalie(ゴーリー) もよく使われます。

地域一般的な呼び方補足
イギリス(UK)goalkeeper / keeperもっとも標準的な表現。BBCやプレミアリーグ中継でもこの言葉が使われます。
アメリカ(US)goalie / goalkeeperice hockey でも「goalie」を使うため、日常会話では「goalie」の方が自然。
オーストラリア(AUS)keeper / goalieサッカーだけでなく、クリケットの「wicket keeper」にも影響あり。
カナダgoalieアイスホッケー文化の影響で「goalie」が主流。

まとめると:

  • 「goalkeeper」=正式名称(どの国でも通じる)
  • 「keeper」=イギリス系の口語
  • 「goalie」=アメリカ系の口語

ゴールキーパー関連の英単語・表現

ゴールキーパーに関する英語表現は、試合中のコーチングだけでなく、海外のサッカー記事や実況を理解するうえでも欠かせません。
ここでは、GKに関する基本的な英単語と、現場でよく使われる表現を一覧でまとめました。
海外サッカーを観るときや、自分でプレーするときにも役立つはずです。

日本語英語表現説明
ゴールキーパーgoalkeeper / keeper / goalieポジション名
セービングsaveボールを止めること
キャッチするcatch / claimclaimはクロスなどを空中で取る時に使う
パンチングpunch拳で弾く
コーチングするorganize / command / shout守備を指示する
ペナルティエリアpenalty area / box"in the box" で「ペナルティエリア内で」
コーナーキックcorner kickset piece(セットプレー)の一種
クロスボールcross / high ball空中戦の局面などで使う

海外で通じる!ゴールキーパー英語の指示・コーチング フレーズ集

● ボールを取りに行くとき

"Keeper!"
「キーパー(が行く)!」

この声は 自分がボールを取りに行く意思表示
クロスボールやルーズボールのときに味方DFとの衝突を防ぐための最重要コールです。
力強く叫ぶことで、チームにも安心感を与え、相手にも威圧感を与えられます。


● クリアを指示するとき

"Away!" / "Clear it!"
「クリアしろ!」

自分が触れないボールをDFにクリアさせたいときに使います。
緊急時には短く強い声で “AWAY!” と叫ぶのが基本です。


● プレスが来ているとき

"Man on!"
「相手が来てるぞ!」

DFが後ろを見られないときに、プレッシャーを知らせる言葉。
「Turn!(ターン!)」=「振り向け」と対で使われます。


● 余裕があるとき

"Time!"
「時間あるぞ!」

焦って蹴り出すより、落ち着いてボールを持てる状況のときに伝える指示。
GKが味方の判断を落ち着かせる大切な声掛けです。


● DFラインを上げたいとき

"Step up!"
「ライン上げろ!」

オフサイドを取る、あるいは中盤を圧縮したいときに使います。
英語圏のGKは「Step!」「Step up!」と短く区切って叫びます。


● 守備ラインを止めるとき

"Hold!"
「下がるな!」

ディフェンスが下がりすぎているときに使うコール。
チームのコンパクトさを維持するための合図です。


● サイド移動を指示するとき

"Shift left!" / "Shift right!"
「左寄せ!」「右寄せ!」

ボールサイドに合わせて守備ブロックを動かすときに使います。
どの地域でも通じる標準的な守備指示です。

🗣 チームメイトとの英語コミュニケーションも大切に

ゴールキーパーにとって大事なのは、試合中の「声掛け」だけではありません。
海外でプレーする選手たちは、日常のトレーニングやロッカールームでの雑談を通して、チームメイトとの信頼関係を築いています。
英語でのコミュニケーション力があるかどうかで、コーチングの説得力やチーム全体の雰囲気も大きく変わります。

日本代表GKの川島永嗣選手も、自著『本当に「英語を話したい」キミへ』の中で、
「英語は語学ではなく、チームの一員として信頼を築くためのツール」と語っています。

ピッチ上の指示だけでなく、普段からの会話やリアクションも英語で積み重ねることで、
“信頼されるキーパー”に一歩近づけるはずです。

地域ごとの違い:イギリス・アメリカ・オーストラリア

イギリス🇬🇧(UK)

イギリスでは「goalkeeper」が正式。
指導現場では “keeper” と略して呼ぶことも多く、
「短く・的確に」声をかける文化が根づいています。

フレーズ意味
“Right shoulder!”右に相手がいるぞ!
“Be on the line!”ライン上に戻れ!
“Scan behind you!”後ろを確認しろ!
“Wall! Three-man wall!”壁だ、3人壁!
“Keeper’s!”キーパーのボール!

指導の特徴

  • FA(イングランドサッカー協会)は「Position・Communication・Action(位置・声・動き)」を重視。
  • 若手GKには「結果より意図(Intent)」を褒める文化がある。

アメリカ🇺🇸(USA)

アメリカでは “goalie” も一般的に使われますが、
コーチングや戦術の場では “goalkeeper” が正式です。
シンプルでわかりやすい指示を多用します。

よく使われる言い回し(アメリカ)

フレーズ意味
“Away!”外へクリア!
“Back!”戻れ!
“High line!”高いラインを保て!
“Get out!”前へ出ろ!
“Take the far post!”ファーポスト取れ!

指導の特徴

  • 「声で守備を整理する」文化が強い。
  • コーチング用語(calls)が明確に体系化されている。
  • “3-man wall” “Take near post” など定型句が多い。

オーストラリア🇦🇺(Australia)

オーストラリアはイギリスの影響が強く、
用語・コーチング方針もほぼ英国式です。
近年は育成レベルでもGK専門コーチが増え、
“Distribution(配球)” や “Decision making(判断)” に重点を置く傾向があります。

よく使われる言い回し(オーストラリア)

フレーズ意味
“Get your body behind the ball!”体をボールの後ろに入れろ!
“On your toes!”構えろ!つま先立ち!
“Lead your line!”ラインを声で統率しろ!
“Close the angle!”角度を詰めろ!
“Distribute quickly!”すぐ配球しろ!

指導の特徴

  • GKを“フィールドプレーヤーの一員”として育成。
  • 判断力・配球・ゲーム構築を重視。
  • 英国式の「短い声+論理的指導」が主流。

ゴールキーパー英語を学ぶおすすめ方法

ここまで紹介してきた英語のコーチングフレーズや用語は、実際に口に出して使うことで身につきます。
海外の選手たちも、日常的に英語で会話しながら自然にサッカー用語を覚えています。
ここでは、ゴールキーパーとして英語を効率よく学ぶための具体的な方法を紹介します。
「試合中の声掛けを英語でスムーズに出せるようになりたい」という人は、ぜひ試してみてください。

  1. 海外サッカー中継を英語音声で観る
     → 実際の声掛けをリアルに学べる。特にプレミアリーグは発音も明瞭。
  2. YouTubeのGKトレーニングチャンネル
     → “Goalkeeper communication drills” で検索すると実例動画が多数。
  3. 英語日記・シャドーイングで練習する
     → “I shouted ‘Keeper!’ to claim the cross.” のように日常で使うと定着が早い。

まとめ

  • 「ゴールキーパー」は英語で goalkeeper / keeper / goalie
  • 地域によって言い方が異なる(英:keeper、米:goalie)
  • コーチング英語は試合中の「声の質」を左右する
  • "Keeper!", "Away!", "Man on!" などは世界共通の必須ワード

英語での指示を覚えておくと、海外サッカー観戦や留学、指導現場でも大きな武器になります。
ゴールキーパーは「守るだけでなく、チームを指揮する司令塔」。
まずは “Keeper!” の一声から、英語でのプレーを始めてみましょう!

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