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J1リーグの失点と順位の関係。優勝ライン、降格ラインの目安は?

ゴールキーパーにとって失点とはチームへの貢献度を評価する最もわかりやすく、最も重くのしかかる数字です。

失点の全てがゴールキーパーの責任ではないとはいえ、やはり大量失点をすればゴールキーパーの責任が問われます。

しかし何よりゴールキーパー自身、失点を重ねれば責任を感じますし、逆に無失点に抑えることが最大の喜びでもあります。

ゴールキーパーにとって最も重要な数字である失点。本記事ではJ1リーグの30年のデータをもとに失点とチームの成績の関係を考察していきます。

具体的にはJ1リーグの失点からみる優勝ラインおよび降格ラインについて考察していきたいと思います。

失点が少ないほど、順位は上がるのか?

サッカーが多く得点をとった方が勝ち、という競技である以上、得点の多さ、そして失点の少なさはチームの順位に直結していきそうですよね?

順位が高いチームほど失点が少なく、順位が低いチームほど失点が多い。

そもそも上記のような関係が存在しなければ、失点をもとに優勝ライン、降格ラインについて考察する意味はありません。

そこで実際にJ1リーグの過去30年間の結果をもとに、失点と順位の関係を見てみましょう。

うん。確かに1試合あたりの失点が少ないチームほど順位が高いという関係が読み取れますよね。

うん。確かに1試合あたりの失点が少ないチームほど順位が高いという関係が読み取れますよね。

更にこのグラフに同様に得点と順位の関係を追加してみましょう。

失点のグラフと得点のグラフがほぼ同じくらいの傾きで、ちょうど真ん中がクロスするようになっていますね。これは失点と得点が同じだけの価値がある、そう読み取ってよさそうです。

Jリーグの失点は年々減ってきている

失点とチームの順位の関係性がわかったところで、失点の優勝ライン、降格ラインの考察にいく前に、Jリーグ開幕から30年間にを単純に10年毎にわかてグラフ化してみました。

すると少し興味深い結果になりました。

どの10年をとってみても、失点と順位の関係性の傾向には大きな違いはありません。

ところが失点自体は減少傾向にあることがわかりますよね。

そうです。J1リーグの失点というのは年々減ってきているのですよね。J1リーグ開幕から数年間は延長Vゴールという制度があったことも影響しているかも知れません。しかしそれを差し引いても失点は減少傾向にあるといえそうです。

その原因は守備戦術、そしてゴールキーパーの技術の進化だといって良いのではないかと思います。

これは日本だけの傾向ではありません。世界のサッカーをもっと長いタイムラインでみても、サッカーは失点は減少傾向にあります。攻撃戦術の進化よりも守備戦術の進化が早い。

結果として得点が減り、サッカーの競技としての魅力がなくなってしまうので、ルール改正によりその傾向を抑止する。

バックパス禁止や、6秒ルールなどがその例ですよね。

詳しくは以下の書籍も参考にしてみてください。僕のバイブルです!

少し話がそれましたが、時代と共に傾向が変化しているため、以降の考察は直近10年(2013年~2022年)のデータをもとに進めていきたいと思います。

失点から見る優勝ライン

直近10年のJ1リーグのデータをもとに、失点と優勝確率を見てみましょう。

チームの勝敗を決めるのは失点だけではありません。得点の多さという要素もあるため、単純にxx点以内に抑えれば絶対に優勝!というわけにはいきません。

しかし、グラフを見てみると、失点を少なく抑えれば優勝の確率はあがることが読み取れます。1試合あたりの失点を0.8点に抑えることができれば、優勝の確率は50%まであがります。反対に優勝するには、最低でも1試合あたり1.2点以内にする必要があります。

1.2点/試合というのが最低限の優勝ラインの目安といえます。

失点から見る降格ライン

それでは逆に失点と残留確率の関係にも注目していきましょう。

当然かも知れませんが、失点数が多くなればなるほど残留の確率が下がっていますね。つまり降格する確率が上がっている。

1試合あたりの失点が1.5を超えたあたりから降格するチームがちらほら出てきます。2.0点を超えてくると降格の確率はかなりあがります。残留確率が50%台となってくる1試合あたり1.7点というのが降格ラインの目安といえるかも知れません。

1試合あたり1.2失点で優勝するチームもあれば、1試合あたり1.5失点で降格するチームもある。1試合あたり、わずか0.3失点の差がチームの成績を大きく左右する、それがサッカーの厳しさでもあり、面白さでもあるといえるのではないでしょうか。

興味深いのは、1試合あたりの失点が1.2失点の残留確率が100%になっていないという点です。

これは2019年の松本山雅FC。J2からの昇格を果たしたこのシーズンでは34試合で40失点と失点だけ見ると優勝争いを繰り広げてもおかしくない成績。このときゴールを守っていたのが守田達弥選手でした。

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しかしながら、チームの得点はわずかに21点。順位も17位と1年で降格となってしまいました。現在日本代表やセルティックで活躍する前田大然選手も所属していたころですね。

まとめ

ここまで読んでいただきありがとうございます。簡単にまとめます。

  • 失点が多いほど順位が下がる(当たり前?)
  • J1リーグにおいても年々失点は減少傾向にある
  • 優勝するには1.2失点/試合以内に抑えることが必須
  • 1.7失点/試合以上になるとJ2降格が見えてくる

こんなスタッツも頭に入れつつ、J1リーグを楽しむ1つの要素としてもらえればと思います!

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