現在ゴールキーパーで最も市場価値の高いゴールキーパーは誰かなのか。
各国のリーグ戦も終わったのもつかの間、休む間もなくトップレベルの選手はユーロ2024やコパ・アメリカ2024で熱い戦いを繰り広げています。そんな中、毎年の定点観測として今年もゴールキーパーの市場価値ランキングを確認していきましょう。
2023年のランキングはこちらです。
世界GK市場価値ランキング2024 第4位:マイク・メニャン (3800万ユーロ、約66.2億円)
- 名前:マイク・メニャン(Mike Maignan)
- 国籍:フランス、フランス領ギアナ
- 所属チーム:ACミラン(パリ・サンジェルマン B→パリ・サンジェルマン→リール B→リール→)
- 誕生日:1995年11月28日
- 身長/体重:191cm
- 代表歴:フランス代表(2019年~)
市場価値第4位に輝いたのは、マイク・メニャン!昨年の7位から3ランクアップです!
メニャンは2021年にイタリアの名門、ACミランに移籍すると、セーブ率81.2%、1試合あたりの失点は0.66、クリーンシート率も53.1%と文句なしの成績でミランを11年ぶりのリーグ優勝に導きます。自身もセリエA最優秀GK賞に選出される活躍で、一気にミラン正GKとしての地位を確立します。
またフランス代表として、2022年のワールドカップは直前の負傷により出場はかないませんでしたが、その後正GKとしても活躍しており、その市場価値を着実に高めています。
2023-24シーズンのスタッツを見てみると防御率は1.17、セーブ率も約77%と悪くない数字ですし、チームもCL圏内をキープしているため及第点ではあるのですが、PSxG+/-では-4.2と平均以下の成績となっています。
何より怪我が多く、ミラン加入後フル出場したシーズンは一つもありません。
ミランとの契約は2026年6月までですが、高額な年俸を要求しているようであまり交渉はうまくいっていないとのこと。ユーロでも圧巻のパフォーマンスを見せているジョージア代表のママルダシュヴィリや、日本代表GK鈴木など、ACミランのメニャンの後任の噂は絶えない状態です。今夏の移籍はなさそうですが、来シーズンで他クラブへの移籍の可能性は高いのではないでしょうか。その際に移籍金の高さがどう影響するのか。
世界GK市場価値ランキング2024 1位タイ:ディオゴ・コスタ (4000万ユーロ、約69.8億円)
- 名前:ディオゴ・コスタ(Diogo Costa)
- 国籍:ポルトガル、スイス
- 所属チーム:ポルト(ポルトB→)
- 誕生日:1999年9月19日
- 身長/体重:186cm/81kg
- 代表歴:ポルトガル代表(2021年~)
世界で最も市場価値の高いGKの3人のうち1人目は、ポルトガルの名門、FCポルトのディオゴ・コスタです。
FCポルトの生え抜きの選手。2019年にトップチームデビューし、2021-22シーズンには正GKとして定着します。
2021年にはポルトガル代表でのデビューも果たし、2022年のワールドカップにはルイ・パトリシオに代わり正GKとして出場しており、ここ3、4年で一気にその市場価値を高めている選手です。
ユーロ2024でもポルトガル代表として出場し、ベスト16のスロベニア戦ではPK戦で驚異の3連続セーブ!ユーロの活躍でますます市場価値は爆上がり。ビッグクラブへの移籍も近いかも知れません。
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世界GK市場価値ランキング2024 1位タイ:ジャンルイジ・ドンナルンマ (4000万ユーロ、約69.8億円)
- 名前:ジャンルイジ・ドンナルンマ(Gianluigi Donnarumma)
- 国籍:イタリア
- 所属チーム:パリ・サンジェルマン(ミラン→)
- 誕生日:1999年2月25日
- 身長/体重:196cm
- 代表歴:イタリア代表(2016年~)
同じく1位はイタリア代表GK、ジャンルイジ・ドンナルンマ。2023年に続いての市場価値1位です!
その華々しい実績は改めていうまでもありません。(いうけど)
2015年に16歳にしてセリエAの名門、ミランでリーグデビューを果たすと、2021年にパリサンジェルマンに移籍するまでほぼ全ての試合に出場。パリ・サンジェルマンでは、ナバスとの激しい正GK争いを繰り広げますが、2022-23シーズンはナバスの移籍もあり正GKとしてフル出場します。
2016年に17歳にしてイタリア代表として史上3番目の若さでデビューし、既に60試合以上出場しています。
スタッツの観点からみてもセーブ率80%、防御率0.97、クリーンシートの数もリーグトップクラス。PSxG+/-の+10.3も圧巻です!チームも加入以来リーグ3連覇中と、その実力、成績共に文句のつけようがありません。
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世界GK市場価値ランキング2024 1位タイ:グレゴール・コベル (4000万ユーロ、約69.8億円)
- 名前:グレゴール・コベル(Gregor Kobel)
- 国籍:スイス
- 所属チーム:ボルシア・ドルトムント(ホッフェンハイム→アウクスブルク→シュトゥットガルト→)
- 誕生日:1997年12月6日
- 身長/体重:194cm/88kg
- 代表歴:スイス代表(2021年~)
市場価値ナンバー1の3人目はドイツ、ブンデスリーガのグレゴール・コベルです。
2022年が13位、2023年7位と順調に市場価値を高めているゴールキーパーです。
2023-24シーズンはブンデスリーガでは5位と、なんとかCL圏内という振るわない成績でしたが、チャンピオンズリーグでは11季ぶりの決勝進出!コベルも中心選手として活躍見せました。個人のスタッツをみてみても、防御率1.29、セーブ率75.4%とまずまずの成績です。
しかし、スイス代表ではゾマーの牙城を崩せずにおり、先のユーロ2024でもサブに甘んじています。
今後の活躍は期待されますが、現時点で市場価値世界ナンバー1かといわれると若干疑問符は残りますが、クラブでしっかりと結果を残している選手が、しっかりと評価されているようで良いランキングですね。
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世界GK市場価値ランキング2024 第1位~25位
いかがだったでしょうか。好き勝手書いてしまいましたが、最後に1位~25位までのランキングを掲載しておきますね!
№ | 選手 | 市場価値 | 国籍 | チーム | 前回 |
1 |
ディオゴ・コスタ |
4000万€ |
ポルトガル、スイス |
FCポルト |
2位↑ |
1 |
4000万€ |
イタリア |
PSG |
1位= |
|
1 |
グルゴール・コベル |
4000万€ |
スイス |
ドルトムント |
7位↑ |
4 |
マイク・メニャン |
3800万€ |
フランス、フランス領ギアナ |
ACミラン |
7位↑ |
5 |
ギオルギ・ママルダシュヴィリ |
3500万€ |
ジョージア |
バレンシア |
13位↑ |
5 |
グリエルモ・ヴィカーリオ |
3500万€ |
イタリア |
トットナム |
圏外↑ |
5 |
ダビド・ラヤ |
3500万€ |
スペイン |
アーセナル |
13位↑ |
5 |
3500万€ |
ブラジル、ポルトガル |
マンチェスターシティ |
2位↓ |
|
5 |
アンドレ・オナナ |
3500万€ |
カメルーン |
マンチェスターユナイテッド |
20位↑ |
10 |
ウナイ・シモン |
3000万€ |
スペイン |
アスレティック・ビルバオ |
13位↑ |
11 |
ヤン・オブラク |
2800万€ |
スロベニア |
アトレティコ・マドリード |
7位↓ |
11 |
エミリアーノ・マルティネス |
2800万€ |
アルゼンチン、スペイン |
アストン・ヴィラ |
12位↑ |
11 |
2800万€ |
ベルギー |
レアル・マドリード |
2位↓ |
|
11 |
2800万€ |
ブラジル |
リバプール |
2位↓ |
|
11 |
マーク=アンドレ・テア・シュテーゲン |
2800万€ |
ドイツ |
バルセロナ |
7位↓ |
16 |
アナトリー・トルビン |
2500万€ |
ウクライナ |
ベンフィカ |
22位↑ |
16 |
リュカ・シュヴァリエ |
2500万€ |
フランス |
LOSCリール |
圏外↑ |
16 |
アーロン・ラムズデール |
2500万€ |
イングランド |
アーセナル |
6位↓ |
16 |
アンドリー・ルニン |
2500万€ |
ウクライナ |
レアル・マドリード |
圏外↑ |
16 |
アレックス・レミロ |
2500万€ |
スペイン |
レアル・ソシエダ |
13位↓ |
21 |
ジョーダン・ピックフォード |
2200万€ |
イングランド |
エバートン |
13位↓ |
22 |
フィリップ・ヨルゲンセン |
2000万€ |
デンマーク、スウェーデン |
ビジャレアル |
圏外↑ |
22 |
マルシン・ブルカ |
2000万€ |
ポーランド |
OGCニース |
圏外↑ |
22 |
ジョルジェ・ペトロヴィッチ |
2000万€ |
セルビア |
チェルシー |
圏外↑ |
22 |
ロベルト・サンチェス |
2000万€ |
スペイン、イングランド |
チェルシー |
11位↓ |
22 |
クィービーン・ケレハー |
2000万€ |
アイルランド |
リバプール |
圏外↑ |
22 |
マトヴェイ・サフォノフ |
2000万€ |
ロシア |
PSG |
圏外↑ |
ベスト3の選手以外で注目は、やはり25位以下の圏外から一気に5位に昇りつめているグリエルモ・ヴィカーリオでしょうか。セリエAのエンポリから、プレミアリーグのトットナムに移籍しました。ウーゴ・ロリスの代役以上の活躍を見せているといっても過言ではなく、そこがしっかりと評価されています。
同様にダビド・ラヤもビッグクラブへの移籍に伴い市場価値があがった選手の一人です。同じイングランドでブレントフォードからアーセナルへの移籍。アーセナルはシュチェスニー、チェフ以降、ベルント・レノにラムズデールと、良いGKが所属するもののイマイチ、チームの顔となるようなGKが定まらなかった印象です。ダビド・ヤラは守備力、そして攻撃力兼ねそろえたアーセナル復権のためにぴったりの補強。実際に2023-24シーズンは久々に最後の最後までマンチェスターシティと優勝争いを繰り広げました。ラヤがその原動力になっていたことは言うまでもありません。
ジョージア代表GKのママルダシュヴィリも13位から5位まで評価をあげています。バレンシアとの契約は2024年6月まで。ユーロ2024での活躍で、ビッグクラブへの移籍が噂されます。そこで正GKとして活躍すれば来年のランキングでは一気にトップに昇りつめるかも知れません。
エデルソン、アリソン、テア・シュテーゲンやオブラク、といったビッグネームも変わらず健在です。ビッグクラブで安定して評価され続けるということは、それだけで大変価値のあることではあるのですが、市場価値としてはあまり評価されないようです。
少し意外だったのはエミリアーノ・マルティネスの11位。アルゼンチン代表でワールドカップ優勝に大きく貢献しただけでなく、プレミアリーグでも所属するアストン・ヴィラも41年ぶりにCL出場権獲得にも大きくきく貢献しています!その割に11位という低評価。ワールドカップ優勝後のセレモニー、母国での優勝パレードで見せた行為が物議をかもしているなど、若干お調子者なマルティネス。そういう意味で自身の市場価値を下げてしまっている可能性はゼロではないかも知れません。
1270円もお得!!月額だから国内・国外サッカーリーグのオフだけ解約もできる!!