冬になると、ゴールキーパーはフィールドプレイヤー以上に「寒さとの戦い」が始まりますよね。
シュート練習で止まっている時間が長かったり、試合中に手先・足先が冷えて動きが鈍くなったり……。
「冬のGK練習がつらい…」
「寒さで手がかじかんでキャッチが安定しない」
「防寒グッズの選び方が分からない」
そんな悩みを持つGKに向けて、この記事では 冬でも集中力を落とさずにプレーできる防寒対策 をまとめました。
Amazonや楽天で購入できるおすすめアイテムも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
冬のGK練習や試合で注意すべき3つのポイント
ゴールキーパーが冬にパフォーマンスを落としがちな理由は、主に次の3つです。
1. 手が冷えすぎてキャッチの感覚がなくなる
「え、今ボール掴んだ?感覚ないんだけど…」
冬のシュート練習で一度は感じるやつです。
指先が冷え切ると、キャッチした感触が分かりにくくなり、
グリップ保持が甘くなってポロリ
なんてことも起こりがち。
しかも、強いシュートが来ると地味に痛い…。
冬のGKが「手の冷え対策」を最優先にする理由がこれです。
2. 動いていない時間で一気に冷える
「順番待ちの30秒で体温ゼロに戻る」
DFラインの背後をケアしたり、コーチの説明を聞いたり、
GKって地味に“止まっている時間”が多いんですよね。
すると、
- せっかく温まった筋肉が冷える
- 反応スピードが落ちる
- 開脚・ジャンプ系でケガしやすくなる
と、プレーに直結する悪影響が出ます。
冬のGKは「温める」よりむしろ
“冷やさない”工夫が大事 なんです。
3. 寒さで集中力がもっていかれる
「寒さに気を取られて、ボールじゃなくて指先の感覚が気になる」
寒い日は、メンタル面にも影響が出ます。
プレーに集中したいのに、
- 手が痛い
- 足先が冷たい
- 風が強くて顔が冷える
など、雑念がどんどん増えてしまいます。
結果として、ポジショニングのズレや判断の遅れにつながることも。
だからこそ、冬のGKにとって防寒対策は
「快適に練習するため」以上に「集中力を維持するための必須項目」
なんです。
寒さ対策の基本(体温管理・グリップ保持)
「どう寒さを防ぐか」ではなく、
「どこをどう冷やさないか」が冬のGKのポイントです。
体幹を温めるインナーが最重要
冬の練習で一番大事なのが「体の芯を冷やさないこと」。
特にGKは動く時間と待つ時間にメリハリがあるため、待っている間に一気に体が冷えるのが大きな悩みですよね。
そこでおすすめなのが、GK専門ブランドerebosの ハイネック コンプレッションインナーシャツ です。

◆ 特徴①:ハイネック仕様で首元の寒さを軽減
ハイネックは地味に見えて、冬のサッカーではかなり重要。
喉元から入る冷気を防いでくれるので、
全身の体温低下を抑える → パフォーマンスを落としにくい
というメリットがあります。
マフラーやネックウォーマーよりも邪魔にならないため、特にGKには相性抜群です。
◆ 特徴②:適度なコンプレッションで“温かいのに動きやすい”
EREBOSのインナーは、締め付けが強すぎず弱すぎず、
身体にしっかり密着して熱を逃がさないのに、ダイビングやステップワークの邪魔にならない
絶妙なフィット感が魅力。
キャッチ・ダイブ・ステップの多いGKでも動きにくさを感じにくい仕上がりです。
◆ 特徴③:裏起毛モデルもあり、冬の朝練やナイターに本気で強い
特に寒い日は裏起毛タイプが便利。
汗をかいても冷えにくく、気温が低い時間帯でも安心して使えます。
- 「朝の気温が5℃以下になる地域」
- 「ナイター中心」
- 「試合のベンチで冷えるのがつらい」
こんなGKには裏起毛モデルのほうが快適です。
◆ 特徴④:価格が手頃で“買いやすい”
ナイキPROやadidasのTECHFITも優秀ですが、erebosは
性能のわりに価格が抑えめ なので、
冬用として1〜2枚持っておきたい人にとても人気です。
「とりあえず冬用インナーを用意したい!」というGKでも手を出しやすいのが魅力。
erebosのハイネック コンプレッションインナーシャツを楽天で探す
しっかりした作りのキーパーグローブを選ぶ(ニット部分が少ないモデルが冬に強い)
冬のGK練習では、指先の冷えがとにかくパフォーマンスに直結します。
特に最近主流の ニットバックハンド はフィット感が良い反面、どうしても風が通りやすく、寒い日はグローブの中が冷えやすいというデメリットがあります。
そこで冬場におすすめなのが、バックハンドがしっかり厚めに作られたモデル や ラバー素材が広く使われているグローブ です。
冬用グローブを選ぶメリット
- 冷たい風を通しにくい → 指先の痛みを防ぎ、パフォーマンス維持
- バックハンドが厚いので衝撃にも強い → 冬の固いボールでも安定して処理
- グリップが比較的ブレにくい → 気温が低くてもキャッチが安定しやすい
冬のトレーニングでは、最初の数本のシュートで指先を冷やさないことが本当に大切です。
最初のキャッチで「キーン」と痛むと手が縮こまってしまい、思い切ったプレーがしづらくなりますよね。
「冬の朝練がつらい…」「手がかじかんでキャッチが安定しない」という人は、
ニット部分が少ない“冬に強い”グローブを1つ持っておくと安心です。
ウールシュポルト パワーライン(POWERLINE)

冬でも頼れるクラシック系の厚めバックハンドモデル
ウールシュポルトのパワーラインは、発売から少し時間が経ったモデルですが、
「冬のGK練習にはむしろ相性が良い」 と言える、安心感のあるクラシック系グローブです。
近年主流のニット系グローブと比べて、パワーラインは
- バックハンドにしっかり厚みがある
- ラテックス面が広く、風を通しにくい構造
- キャッチ時の衝撃吸収性が高い
という特徴を持っています。
冬場の固いボールや冷たい風を受ける環境では、この “クラシックな作り” が逆に強みになります。
特に朝練やナイターの寒い時間帯には、パワーラインのような 外気を遮断しやすい厚手グローブ を使うと、
指先の冷えがかなり軽減されてプレーの安定につながります。
こんなGKにおすすめ
- ニット系が寒くて使いづらいと感じる
- 指先の冷えをとにかく減らしたい
- 冬用の“安定するセカンドグローブ”を1つ持っておきたい
- 少し前のモデルでも、性能と実用性がしっかりしていればOKというタイプ
パワーラインは最新モデルではないものの、ウールシュポルトらしいキャッチングの安定感は健在。
冬の練習用としてはコスパも良く、1本持っておくと安心な “実用重視” の一本です。
発売から時間がたっているコレクションなので、在庫があるうちはかなりお買い得に入手できます!!
パワーラインが良いと言われても、値段もピンキリでどれを選んで良いのかよくわからない!という方向けに解説記事を書いていますので、参考にしてみてください。
プーマ ウルトラ シリーズ (PUMA ULTRA)

もう1点おすすめなのが、PUMAのキーパーグローブの中でも “ULTRA(ウルトラ)” シリーズ のような、安定感と耐寒性を兼ね備えたモデルです。
なぜPUMAウルトラが冬に向いているか
- ラテックスや厚手バックハンドで「外気遮断+保温+グリップ安定」を確保。
- ハイブリッドカットやネガティブカットが「フィット感とキャッチ精度」を両立。
- 冬の低温・乾燥でも、一体型の構造ゆえに「ニット素材特有の風通し」による冷えを回避。
プーマのウルトラと言われても、やはり選び方がよくわからないよ!という方向けに、プーマのキーパーグローブの選び方を解説した記事も書いていますので、参考に選んでみてください!
首・手首・足首を冷やさない
首まわりは血流に直結するため、ネックウォーマーは非常に効果的。
ピステ上下で風を通さないだけでも、体感温度が大きく変わります。
ダイビングやスライディングで摩耗しやすいGKには、補強ありのピステがおすすめ。
肘・肩・膝など、衝撃やこすれが集中する部分にパッドや補強があるモデルを選ぶと、通常のピステより長持ちし、冬の練習でも安心です。
ピステってどんなウェア?
ピステはサッカーのトレーニングウェアとしてよく使われる、防風・保温性の高い1枚。主な特徴は次のとおり。
- 防風・保温性
風を通しにくいポリエステルなどの素材で、寒い日や雨の日の練習向き。 - 軽量・動きやすい
ポケットやファスナーが少なく、シンプルな作り。ステップやダイビングを邪魔しない。 - シャカシャカ音
素材の特性上、動いたときに独特の音が出ることが一般的。これは動きやすさを重視した結果。
GK向け耐久性重視の選び方
GKは地面との接触が多く、一般的なピステよりも摩耗しやすいので、次のポイントをチェックして選ぶと◎。
- パッド・補強の有無(最重要)
- 肘、肩、膝など、擦れやすく衝撃を受けやすい箇所に補強があるモデルがベスト。
- 人工芝やクレーでも破れにくく、ダイビング時の衝撃を軽減できる。
- 素材の耐久性
- 一般的なポリエステルでも十分だが、耐久性を謳う製品や、ラグビーなど他スポーツの激しい動きを想定したピステも選択肢になる。
- 生地のへたりにくさや摩耗への強さは、長く着るほど価値が出るポイント。
- ブランド選択
- GKやサッカー用品専門ブランドは、GKの特殊な動きを想定した設計が多い。
- 大手ブランドでも耐久性やパッドの有無は製品ごとに異なるので、仕様の確認が必須。
HO SOCCER GKトップ ウインタージャケット

そこでおすすめなのが HO SOCCER GKトップ ウインタージャケット です。
防風・保温に優れた冬専用モデルで、冷えやすい練習序盤でも身体がしっかり温まります。動きやすさも確保されているので、GK特有のダイビングやステップがしやすいのもポイントですよ。
HO SOCCER GKトップ ウインタージャケットをAmazonで探す
HO SOCCER GKトップ ウインタージャケットを楽天で探す
冬用グローブとの併用例【具体的な寒さ対策セット】
気温別に、GKがどんな組み合わせで防寒すべきかまとめました。
あくまで例ですので、
実際はウェザーニュースなどで気温を確認し、試行錯誤することで、
自分のパフォーマンスを最大限発揮できるようなルールを決めることが大切です。
気温10℃前後(比較的あたたかめの冬)
- インナー
- 通常グローブ
- 必要に応じてネックウォーマー
動きやすさ重視でOK。
気温5℃以下(一般的な冬)
- erebos ハイネック コンプレッションインナーシャツなど保温性高めのインナー
- ウールシュポルト パワーライン(POWERLINE)など冬用GKグローブ
- ピステ上下(防風タイプ)
- ネックウォーマー
手先対策と風対策で、冬でも集中できます。
気温0℃〜氷点下(夜の人工芝など最悪コンディション)
- erebos ハイネック コンプレッションインナーシャツなど保温性高めのインナー
- ウールシュポルト パワーライン(POWERLINE)など冬用GKグローブ
- HO SOCCER GKトップ ウインタージャケットなど防寒用ピステ
- ネックウォーマー
この完全装備が一番安全で温かいです。
まとめ:冬でも集中力を落とさないために
冬のGK練習は、
- 手先が冷えてグリップ低下
- 待ち時間で体温が奪われる
- 寒さで集中力が落ちる
という“GK特有の悩み”が出ます。
だからこそ、
- 高機能インナーで体幹を温める
- 冷たい風を通しにくいグローブを使用する
- ピステやネックウォーマーで風を遮断する
- 気温に合わせて装備を変える
こうした対策で、冬でも安定してプレーできます。
特に今回紹介した
の3つは、冬のGKに本気でおすすめできる鉄板アイテムです。
寒さに負けず、冬でもしっかり集中してゴールを守りましょう!






