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2021年ヤシン・トロフィーはドンナルンマの手に!全候補者のランキング

2021年のヤシン・トロフィーは、PSGのドンナルンマの手に渡ることになりました。どんなヤシン・トロフィーってなんなのか、ドンナルンマはどういう点が評価されて、ヤシン・トロフィーを獲得したのかについて解説したいと思います。

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ヤシン・トロフィーとは?

2019年から創設された、世界最高のゴールキーパーに贈られる賞で、運営は「バロンドール」を運営するのと同じ、「フランス・フットボール」です。ヤシンは歴史上唯一GKとしてバロンドールを獲得している、旧ソ連のGKであるレフ・ヤシン氏にちなんでつけられています。審査員は歴代のバロンドール受賞者。

初代受賞者はリバプールのアリソン・ベッカー。2020年はCOVID-19のためバロンドールやヤシン・トロフィーは中止になったので、2021年は2回目です。

2021年ヤシン・トロフィーの候補者は?

以前、10月頃に2021年のヤシン・トロフィー候補者の発表がありました。

  • ジャン・ルイジ・ドンナルンマ(PSG/イタリア代表)
  • エデルソン(マンチェスター・シティ/ブラジル代表) ★
  • カスパー・シュマイケル(レスター・シティ/デンマーク代表)
  • エドゥアール・メンディ(チェルシー/セネガル代表)
  • ティボ・クルトゥワ(レアル・マドリー/ベルギー代表)
  • ケイロル・ナバス(PSG/コスタリカ代表)
  • エミリアーノ・マルティネス(アストン・ヴィラ/アルゼンチン代表)
  • マヌエル・ノイアー(バイエルン/ドイツ代表)★
  • ヤン・オブラク(アトレティコ・マドリード/スロヴェニア代表)★
  • サミール・ハンダノヴィッチ(インテル/元スロヴェニア代表)★

★は2019年もノミネート

2021年の受賞はドンナルンマ!全候補者の順位は?

2021年のヤシン・トロフィーの受賞者はイタリア代表でPSGで激しい正GK争いを繰り広げるドンナルンマが受賞することになりました!おめでとう!

尚、候補者の獲得ポイントの順位は以下のようになっています。

RankNamePtsClubNational Team
1.Gianluigi Donnarumma594PSGItaly
2.Edouard Mendy404ChelseaSenegal
3.Jan Oblak155Atletico MadridSlovenia
4.Ederson93Manchester CityBrazil
5.Manuel Neuer91Bayern MunichGermany
6.Emiliano Martínez90Aston VillaArgentina
7.Kasper Schmeichel37Leicester CityDenmark
8.Thibaut Courtois29Real MadridBelgium
9.Keylor Navas29PSGCosta Rica
10.Samir Handanovic8Inter MilanSlovenia

ドンナルンマの2021年の成績は?どの部分が評価されたのか。

ヤシン・トロフィーに選出されたドンナルンマが評価されたのは、7シーズンぶりのセリアAでのCL圏獲得への貢献、イタリア代表のEURO制覇への貢献の2点が大きく評価されたからだと想定します。

2021年成績

  • 出場試合数:54
  • 完封(クリーンシート)数:14
  • 失点:47
  • 獲得タイトル:EURO2020
  • 個人タイトル:EURO2020大会最優秀選手賞

ドンナルンマは2015年にセリエAの名門ACミランでデビュー。16歳8か月でのセリエAデビューはゴールキーパーとして最年少の記録です。2016年にはイタリア代表にも選出され、9月に行われたフランスとの親善試合で代表デビュー。17歳6か月でのデビューは、イタリア代表史上3番目の若さ、ゴールキーパーとしては最年少の記録です。

ACミランは2013-14シーズンを最後にUEFAチャンピオンズリーグの舞台から遠ざかっていましたが、2020-21シーズンはドンナルンマの活躍もあり、セリエAで2位フィニッシュ!今シーズンは久々にチャンピオンズリーグの舞台を戦っています。

また、イタリア代表としてもEURO2020に出場。予選リーグは3戦連続で完封!決勝トーナメント初戦のベルギー戦でもデプルイネのシュートをスーパーセーブで防ぐなど準決勝進出に貢献。そして、準決勝のスペイン戦、決勝のイングランド戦では2戦連続でPK戦を制し、イタリア代表に53年ぶりのEUROのトロフィーをもたらしました!7試合でわずか4失点の成績で、個人としても大会最優秀選手賞を獲得。

ドンナルンマの今シーズンの状況は?

今シーズンからリーグ・アンのパリ・サンジェルマンに移籍!ナバスとの激しい正GK争いを繰り広げています。当初はナバスがリーグ戦、ドンナルンマがカップ戦要員のような感じですが、17節が終わった現在、ナバスとドンナルンマを交互に起用しているような形になっています。

メンバー入りした14試合のうち、7試合出場、7試合がベンチです。チャンピオンズリーグもグループリーグが5試合完了し、2試合に出場、3試合がベンチです。

完全に正GKとしての地位を確立できていない状況に名物代理人のミーノ・ライオラ氏がチームに警告していたりして、今後の起用方法に影響が出ていくものなのか。注目していきたいところです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c8152dac6c4f7e576eb0d8bc2d6eb54c165bb28d

PSGで2番手GKに甘んじるドンナルンマ「新しい目的地を探す」 不満爆発で来夏の退団浮上

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