ゴールキーパーならみんな大好き、キーパーグローブについてのまとめ記事です!
各ブランドのキーパーグローブの人気のシリーズの紹介、国内・海外のプロ選手が使用しているキーパーグローブのブランドやモデル、グローブの選び方やメンテナンス方法、関連アクセサリに至るまで、詳しく紹介していきます。
私自身、サッカー・フットサル合わせて20年間のGK経験を通して、ジュニアモデルから始まり、数多くのグローブを使用してきました!そんな経験を踏まえ、最新の情報をまとめていきますね。
このページを読んで、皆様のお気に入りのグローブを見つけるのに少しでもお役に立てればと思います。
新作のキーパーグローブ
キーパーグローブは毎年のように新作が各ブランドから発売されます。多くのブランドでは、毎年2~3月に春夏(Spring/Summer)モデル、8~9月に秋冬(Fall/Winter)モデルが発売されます。
ちょうどその2か月くらい前に、各ブランドと契約しているトッププロの選手達が新作のグローブを使い始めます。毎年その時期はプロ選手達の手元に注目しちゃいますよね!
アディダス プレデター/adidas Predator
2022年春夏モデル。カラーはハイレゾブルー/ターボ/ホワイト。個人的にはこっそりスパイダーマンモデルと呼んでいます笑
パンチングを当てる部分が特徴的なプレデターシリーズですが、今回は「ゾーンスキン」と呼ばれるシリコンが貼り付けられており、パンチングをがっちりサポートします。前モデルも「デーモンスキン」というギザギザがついた斬新なデザインでしたよね。
ウールシュポルト ハイパーアクト/uhlsport Hyper Act
2022年春夏モデル。
手首に対してパーム(手のひら部分)が12度傾いているというのが特徴。最高にフィットするグローブをuhlsportが研究を重ねた結果なのでしょう。
プーマ フューチャーZグリップ1/PUMA Future Z Grip 1
2021年秋冬モデル。BLUEMAZING/SUNBLAZE/PUMA WHITE。
手の甲の部分はニット素材になっているので通気性が良く快適です!パンチングゾーンはシリコンなので安心。ストラップレスですが、手首はジッパーがついていて締めるようになっています。
キーパーグローブの選び方。おすすめのキーパーグローブは?
キーパーグローブのおすすめランキングなんていうサイトがよくありますが、万人におすすめのキーパーグローブなんてものはありません。
グラウンドは土か?芝か?どの程度お金をかけられるか?素手に近い感覚を大事にしているのか、ボールの威力を軽減することを優先するのか。グローブを選ぶ基準は人それぞれですよね。
1つ信頼できる基準があります。それは、プロサッカー選手が使用しているキーパーグローブを参考にすることです。プロのゴールキーパーは、当たり前ですがゴールキーパーとしてプレーすることを仕事としています。自身のパフォーマンスはすぐに自身の価値に直結します。多くのプロ選手が選ぶキーパーグローブは、おすすめのキーパーグローブと考えても良さそうですよね。
それからもう1つ。自分が好きな選手が使用するキーパーグローブを使用することです。私もサッカーを始めていろいろグローブを試してみましたが、やはり一番気に入ったのは自分の好きな選手のキーパーグローブを見つけて購入したときでしたね。
本サイトでは海外や国内のプロ選手が使用するキーパーグローブを紹介しています。海外ではglovespotting(キーパーグローブ観察)と言われていますね!また、どのグローブが多く利用されているのか、ランキング形式で紹介もしています。
プロ選手が自らのプレーをもっておすすめするキーパーグローブを見つけるお役に立てればと思っています!
プロ選手が使用するキーパーグローブ
国内・海外のトッププロ選手が使用するキーパーグローブを紹介します。
権田修一のキーパーグローブ
現日本代表正GK。日本のトップのゴールキーパーです。
JリーグではFC東京、サガン鳥栖、2021年からは清水エスパルスで活躍中。スイスのSVホルン、ポルトガルのポルティモネンセに移籍するなど海外移籍にもチャレンジしています。各年代の日本代表でも活躍し、A代表では2010年から選出されていますが、正GKとして活躍し始めたのは2019年のアジアカップ頃からです。
権田選手が使用するキーパーグローブはウールシュポルトです。以前はアディダスのグローブを利用していましたが、2019年からウールシュポルトと契約しています。
権田選手が現在使用しているグローブはウールシュポルトというブランドのキーパーグローブです。最新のモデルである、ハイパーレッドというグローブを使用しています。
uhlsport ハイパーレッド(ハイエンドモデル)
ヤン・オブラクのキーパーグローブ
もっとも市場価値の高いGKといわれる、アトレティコ・マドリードのオブラク。スロベニア代表のGKでもあります。
プレーに派手さはありませんが、一つ一つのプレーは世界最高レベル。チームの戦術的に積極的に前に出たりビルドアップに積極的に参加する方ではありませんが、実は足元の技術も高いという非の打ちどころのないGKです。
リーガ・エスパニューラの最優秀GKに与えられるサモラ賞を4年連続で受賞。2020年には史上最少試合数(182試合)で100回目のクリーンシートを記録するなどとにかく失点の少ないGKです。
オブラクが使用するグローブはプーマのフューチャーグリップです。
プーマ フューチャーZグリップ/PUMA Future Z Grip (ハイエンドモデル)
ダビド・デ・ヘアのキーパーグローブ
2011年からマンチェスターユナイテッドで正GKとしてほぼ全ての試合に出場。カシージャスが代表に選出されなくなった、2014年からはスペイン代表GKとして活躍中。プレミアリーグでのベストイレブンを5度も受賞し、2019年には100試合のクリーンシートを達成しています。
デ・ヘアが使用するグローブはアディダスプレデター。プロ選手の中で最も利用されているキーパーグローブの一つです。
アディダス プレデター / adidas Predator(ハイエンドモデル)
ティボ・クルトゥワのキーパーグローブ
アトレティコ・マドリー、チェルシー、レアル・マドリーとビッグクラブの正GKを歴任し、タイトル奪取に貢献。ベルギー代表でもコンスタントに試合に出場しています。2018年のロシアワールドカップのベスト16で日本代表と戦ったときの、逆転ゴールの起点となる素早いフィードは記憶に新しいです。199cmの高身長の秘密はバレーボール一家の家族で、両親は共に元バレーボール選手。クルトゥワの兄弟もバレーボール選手だとか。
クルトゥワが使用するのはナイキのVaporGrip3というキーパーグローブです。
ナイキ ヴェイパーグリップ / Nike VaporGrip3
本サイトでは定期的にJリーグ、プレミアリーグなど各国のゴールキーパーのキーパーグローブを紹介しています!よろしければご覧ください。
各ブランドのキーパーグローブ
インターネットで購入可能なキーパーグローブを集めました。既に好きなブランドがある方はここから気に入ったデザインのグローブを見つけてみてくださいね!
本サイトでは、各グローブを価格帯/用途別に以下のように分類しています。あくまで目安ですが、ご自身の用途や予算に合わせて参考にしてみてください。
モデル | 主な用途 | 価格帯 |
---|---|---|
エントリモデル | ・小中学生向け ・練習用 | 1000円~5000円 |
ミドルレンジモデル | ・高校大学生向け ・練習用、試合用 | 5000円~10000円 |
ハイエンドモデル | ・社会人からトッププロまで ・試合用 | 10000円~ |
また、ここに掲載しきれていないキーパーグローブのブランドがたくさんあります。当サイトではカオスマップというものを作成し、紹介していますのでこちらも合わせてご参照ください!
uhlsportのキーパーグローブ
ウールシュポルト ハイパーアクト/uhlsport Hyper Act
ウールシュポルト ピュアアライアンス/uhlsport Pure Alliance
ウールシュポルト ダイナミックインパルス/uhlsport Dynamic Impulse
アディダス/adidasのキーパーグローブ
アディダス プレデター/adidas Predator
アディダス X/Adidas X
アディダス エース/adidas ACE
ナイキ/nikeのキーパーグローブ
ナイキ ベイパーグリップ/Nike GK Vapor Grip
ナイキ マーキュリアルタッチ/Nike Mercurial Touch
ナイキ マッチ/Nike GK Match
プーマ/PUMAのキーパーグローブ
プーマ フューチャーグリップ/PUMA FUTURE GRIP
プーマ ウルトラグリップ/PUMA ULTRA GRIP
プーマ ワングリップ/PUMA ONE GRIP
ロイシュ/reuschのキーパーグローブ
ロイシュ アトラクト/reusch Attrakt
ロイシュ アロー/reusch Arrow
ロイシュ フィットコントロール/reusch Fit Control
ロイシュ ピュアコンタクト/reusch Pure Contact
セルス/SELLSのキーパーグローブ
セルス トータルコンタクト/SELLS Total Contact
セルス ラップ/SELLS Wrap
セルス シルエット/SELLS Silhouette
セルス アクシス360/SELLS Axis 360
セルス F3/SELLS F3
アールジー/RGのキーパーグローブ
アールジー 砦 / RG Toride
アールジー ツアニス / RG Tuanis
アールジー スナガシリーズ / RG Snaga Series
アールジー 侍 / RG Samurai
他ブランドのキーパーグローブ
- ガビック/GAViCのキーパーグローブ
- エイチオーサッカー/HO SOCCERのキーパーグローブ
- プレカバリー/Precoveryのキーパーグローブ
- エレア/Erreaのキーパーグローブ
- エレボス/erebosのキーパーグローブ
- ワングローブ/ONE Gloveのキーパーグローブ
キーパーグローブの基礎知識
キーパーグローブのサイズ
キーパーグローブのサイズ選びはとても大切です。
店舗で購入するのであれば、店員さんと相談し、試着をするのがおすすめです。ぴったりすぎると突き指の原因になりますし、ぶかぶかすぎるとキャッチングに影響が出ます。 目安としては装着したときに、指先が0.5cm~1.0程度余るくらいが目安です。
一方、本サイトでは、インターネットでの購入をおすすめしています。店舗でキーパーグローブを探したことがある方はご存じかと思いますが、大きなスポーツ用品店でもキーパーグローブを置いているエリアは狭いことが多く、本当に自分にあったグローブを選べる可能性が低くなってしまうからです。
一般的な洋服でもそうですが、サイズ選びはインターネット販売の悩みの種ですが、各メーカーが提供している情報をしっかり確認し、最適なものを選びましょう。グローブのサイズはメーカーごとに違うので注意です!!以下のページ各メーカー毎のサイズ情報をまとめていますので、参考にしてください。
手の横幅を目安にしてサイズを決めるメーカー、手の縦幅を目安にしてサイズを決めるメーカーと様々です。試着ができない分、サイズがあったものが購入できるのかは不安ですが、購入前に必ずサイズ違いによる交換ができるのか確認するようにしましょう。
キーパーグローブ カッティング
グローブのカッティングというのは、指の周りの加工のことです。ボールに接するパーム部分と、ボールに接しない周辺部分がどのように加工されているか、一般的な加工方法を見ていきます。
カッティングは自分のキャッチングの際の感覚に大きく関わってきますが、どれが優れている、というものはありません。ご自身の感覚に合うカッティングを見つけていきましょう。
フラットカット
指のパームがフラットに加工されている、最もスタンダードなフィンガーカットです。メーカーによっては、レギュラーカット、スタンダードカットなど呼ばれることもあります。
ネガティブカット
パームの指部分をグローブ内側に巻き込んで縫製したカット。グローブのフィット感を求め、より素手に近い感覚でキャッチングしたい場合におすすめ。
ロールフィンガーカット
パームのゴムの部分が指の側面まで立体的に反らせた加工になっているもの。パーム全体がボールに接するのでより安定したキャッチングにつながります。
ハイブリッドカット
最近増えてきているのがこのハイブリッドカットです。中指、薬指はネガティブカット、人差し指、小指にロールフィンガーカットを採用したカットです。ネガティブカットとロールフィンガーのいいとこどりですね。
キーパーグローブの寿命
グローブは決して安い買い物ではないので、長くもってほしいですよね。
使用頻度、使用環境にもよるので一概にグローブの寿命は何か月とかはいえないですが、多くの場合はパーム(手のひらのボールをキャッチするゴムがついている部分ですね)が削られて、キャッチングに影響が出てくるようであれば、残念ながらそのグローブの寿命です。できるだけ長く利用するためにはやはり日々のメンテナンスが不可欠です。
キーパーグローブのメンテナンス
キーパーグローブは定期的に洗う必要があります。
グローブ汚れはキャッチングなどのパフォーマンスに影響がありますし、汚れを放置することでグローブの寿命が短くなります。しかし何よりもグローブの中は汗を各ので、洗わないのグローブの中の匂いがかなり大変なことになります。
さて洗うのは「中性洗剤を使って手洗い」というのが基本です。ただ、正直使用頻度がそこまで多くないのであればネットに入れれば洗濯機で洗ってもそこまで劣化することはありません。ただしこの2点だけは注意してください。
- 乾かす際に直射日光に当てないこと
- パーム同士を合わせないこと
直射日光に当てたら一気に劣化して、柔らかいパームがカチカチになってしまいます。またパーム同士を合わせた形で保存すると、パーム同士がくっついてしまい、はがすときにパームも一緒にはがれてしまいますのでご注意。
キーパーグローブの突き指防止
突き指はゴールキーパーが最もしやすい怪我の一つというか、常に向き合っている怪我です。キーパーグローブの中には指の裏側に突き指防止用のプラスチックが搭載されているものもあります。例えば、アディダスでいうと「フィンガーセーブ」と商品名記載があるものがそれですし、ナイキでいうと「スパイン」と商品名に記載があるものが該当します。
突き指は、指がボールの勢いに負けて、本来指が曲がるのと反対の向きに曲がったときにおきますが、この突き指防止の部品がそれを緩和してくれます。一方、指が曲げにくくなるのでキャッチングが若干しにくくなることはあるので、選手によって好き嫌いはあると思います。
フィンガーセーブの金属が取り外し可能なモデルもあります。
キーパーグローブのアクセサリ・メンテナンスグッズ
キーパーグローブのケース・バッグ
キーパーグローブの持ち歩き用バッグ。他の道具と入れるとパームが傷ついてしまうので、専用バッグがおすすめ。
キーパーグローブの洗濯用洗剤
キーパーグローブの洗濯用の洗剤。これを利用できるに越したことはないですが、継続して使うにはちょっと高いかな。中性洗剤であれば大丈夫なので、一緒にお風呂に入って石鹸で洗うのでも大丈夫です。
キーパーグローブの補修・リペア
キーパーグローブのパームが削れたり穴があいたときに補修します。個人的にはあまりおすすめではありません。これをつけると、次はその周囲を含めて削れてしまいます。(メーカーさんごめんなさい)
キーパーグローブのスプレー
キーパーグローブのパームにつけてグリップ力を回復します。芝のグラウンドでグローブを利用する場合はおすすめ。土の場合はいりません。かえって土がついてしまうので。
キーパーグローブの臭い対策・デオドラント
キーパーグローブの中のデオドラント用スプレー。これはおすすめ。とにかくグローブの中は汗を書くので匂いが気になります。頻繁に洗うこと、とはいえ毎日毎日洗っているとグローブは劣化するし、そもそもそんなに時間もない場合もあると思いますので、そんなときにおすすめです。