バンテリン・マキロン・傷ドライ – 2004.8.9

バンテリン・マキロン・傷ドライ – 2004.8.9
  ※本コラムは昔運営していた川口能活ファンサイト(深海)で掲載していたコラムを再掲したものです。一部内容が古い可能性がありますがご了承ください。  

キーパーって端から見るといじめられてるみたいだよね(笑)いくら手が使えるからって、よってたかってシュート打ち込みやがって。試合中はまだしも、練習中、特にシュート練なんてもっとひどい。そらー怪我も耐えないだろう、って思うかも知れないけど、GKって意外と怪我が少ない気がする。もちろん突き指とか軽い打撲だとかそういう地味なのは多いかもだけど、実はフィールドプレーヤーの方が怪我は多いんじゃないかな。キーパーチャージというルールはなくなったものの、やはりGKに対するファウルはフィールダー同士よりもキツくとってくれる。接触プレーっていうのはGKより断然フィールダー同士の方が多いよね。GKはシーズンを通して試合に出場することが多いけど、この理由の一つに怪我しにくいっていうのがあるんじゃないかな。意外にもね。フィールダーとかもう、削られるっていう表現がぴったり!足踏まれたり、足首にスパイクに裏が当たったり、体重かかってる足に突っ込まれたらもう崩れ落ちるしかないし、ヘディングのせりあいでは肘鉄とか余裕で入ってるし、ヘディングすると頭ぐらぐらするし。あ、最後のはなんか違うね。とにかくGKってセービングすると地面に叩きつけられるし、体を張ってゴールを守るから、痛そうなイメージがあるかも知れないけど、地面への衝撃は慣れるし、1対1で体を投げ出すときも、当たったら痛そうな部分、(顔とか、●とか(笑))大事な部分はきちんとしたフォームで飛び込めばうまく守ることができるから、フィールダーに比べたら全然痛いことって少ないんじゃないかな。

芝ならな!!!

って今のはあくまでプロとかクラブチームとかハイソな人たちの話。残念ながら、日本では、高校生や中学生には、芝のグランドはもらえません。。。(TT)神奈川では天下の桐●学園の人工芝ぐらいじゃないでしょうか。いてーんだよ。あのコンクリと大差ないんじゃないかくらいの土のグランド。 セービング。これうまくやらないと、腰の骨が真っ青になるのはもちろんのこと。セービングを一つ、また一つとする度に皮が一枚ずつすりおろされていくんだ。絶対あのグランドには俺のDNAがたくさんばらまかれてる。しかし、その痛みはグランドの上だけじゃない。その日の夜。。。あったかいお風呂に入るよね。至福のとき。

練習で疲れた体をリフレッシュ!「はぁぁぁきーもちいい!(^^)b」

なんてことはありえない!お湯につかった瞬間に激痛が走るからホント恐る恐る、顔をしかめながら入るんだ。それだけじゃない。戦いはその前から始まっている。人間の神秘というべきかなんというか。擦り傷とかすると、体を守るためになんか透明というか黄色っぽいというかとにかく気持ち良くない色の液体が湧き出てくる。まぁ素晴らしいことだよね。でもね、これが服やパンツにしみていくんですよ。ひどいときは。でね、固まるんですよ。半田付けってしたことあるよね?あんな感じ。そしてくっついたら最後、風呂はいる前に服を脱ぐのすら戦いですよ。まぁでも入らないわけにもいかないし。 次の日。。。また練習はあるよね。でも一日で傷は治らないよね。再び擦るわけですよ。昨日すった部分を。そうして化石を発掘するように少しずつ少しずつ傷は深くなっていくんだよね。骨が発掘されたら大変だ(笑)マジ、道を歩いてるだけでもズキズキするところをまた打ったり擦ったりするなんてありえない!でも、それができちゃうのがアドレナリンってやつの力なんでしょうね。体をぽかぽかにあっためればなんとかなってしまうんだな。まぁこれは俺がただ単にセービングが下手だっただけだからなんですが、んなとこで練習してたらうまくなるはずもなくね?痛いの嫌いだし。

そうして日本のキーパーはセービングを心の底では恐れていくのです。少しでも体と地面がぶつかり合う衝撃をソフトにしようと、ついつい着地のときに手をついてしまおうとするのですが、これが滞空時間を微妙に少なくするし、セービングのときに手が伸びなくなるからシュートを止められる範囲が狭くなるわけです。かわいそうに。ま、何度もいうけど、これは俺が下手だっただけの話でうまい人はいくらでもいる。事実、川口だって、日本の中学、高校って出てて、土のグランドで練習してたわけだからね。でも、彼にしたって、昔、そういった痛みと戦っていたのは間違いないでしょ。 膝、肘、腰この3つです。擦り傷&打撲をしやすいのは。この痛みをナメちゃいけない。膝と肘はもはや感覚がなくなってきます。でも腰はそうもいかないんだな。一番痛いところはどこかというと、骨盤のちょっと飛び出たとこ!もっとも皮が薄い部分かと思われる。ここの痛みが絶品ですわ。触っただけで、全身にピリリって衝撃が走る。しかもそれがちょうどパンツのゴムの部分なんだな。(ぶっちゃけすぎ?(笑))もう歩けません。

いくら擦り傷や打撲が痛いからっていって、練習は休めないわけで。。。痛みで休むには骨折とかしないとダメなのですよ。それなら少しでも痛くなくすしかないじゃん?とにかくGKっていうのは痛みとの戦いです。確かに、フィールダーに比べて走らないかも知れない。その分、精神的にキツい、とかって反論するけど、それだけじゃねー。決して楽じゃないんだ。けっこう痛いんだぜ。。(TT)