コラム

KIMIGAYO-2004.7.10

※本コラムは昔運営していた川口能活ファンサイト(深海)で掲載していたコラムを再掲したものです。一部内容が古い可能性がありますがご了承ください。

国際Aマッチ観戦のときに、一番気持ちが盛り上がるの瞬間の一つが君が代斉唱のときじゃない?TV観戦のときは、選手一人一人の顔が順々に映し出されて、みんな気持ちが高まっていってるのがびしびしと伝わってくる。ひどく暗い歌だけど、こういうところではすごくかっこいい歌に聞こえるよね。

君が代とか日の丸にはちょっと思い入れがある。海外生活が長かったからかも知れないけど、君が代を聞くと、鳥肌が立つ。日の丸を見れば胸がアツくなる。世界の人々が注目する舞台、例えばオリンピックで日本人選手がメダルを取ると、表彰台で君が代が流れて、日の丸が掲揚される。自分が日本人であることを誇りに思える瞬間だよね。

海外では、日本人一人一人が日本の代表だと思わないといけないと思う。今欧州では日本の選手が多数活躍してる。たとえばイタリアでは中田、俊輔、柳沢とか。ジャッポネーゼ(イタリア語で日本人)="サッカーの下手な奴"っていう認識は、さすがにもう過去のものになっていると思う。もちろんサッカーをする上で最終的に国籍とかはあんま関係ないのかも知れないけど、この海外で活躍する選手達のお陰で、日本人に対する評価が大きく向上したと思う。でもね、逆にたった一人の観光客が海外でバカなことをすれば、それを見ていた現地の人には皆、「日本人はみんなバカなんだ」と誤解されかねない。これは大げさな話でもなんでもない。例えば自分が知ってる韓国人がもし一人しかいなかったら、その人から韓国人を判断するしかなくない?モンゴル人を朝青龍しか知らなかったらモンゴル人ってどんな人?って考えたとき、朝青龍を手がかりに予想するしかなくない?

イングランドにある小さな港町、ポーツマスでは、3年前と今では日本人に対する認識が随分変わっただろうなーと思います。サッカーに対するひたむきな姿勢だとか、ファンへの接し方だとか、川口はこのポーツマスで、どれだけ不当な扱いを受けているときでも、人間不信に陥りそうになっても、自分の信念を失わないでいた。その振る舞いが最終的にはポーツマスのファンの心を動かした。こんなに試合に出てなくても、こんなにも愛されていた選手はきっと他にいないでしょう。もちろんホントは試合に出て欲しかったんだけどね。

現在、各方面で活躍していいる日本人が数多くいると思います。映画界では渡辺謙さんが、アカデミー賞ノミネートされたし、ちょっと前には日本人がノーベル賞だって取ったし。テレビとかでは扱われないけど、いろんな産業で日本人は活躍している(らしい)。あんまり変な誤解をされても困るんだけど、あとこういうこというのは色々と問題があるのかも知れないけど、自分が日本人であることに、誇りを持っています。

(書いたのけっこう昔なので内容が一部古かったりもします・・・(笑))

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