本記事では、ゴールキーパー初心者から経験者まで気になる以下の疑問を解決します。
本記事で解決できる悩み
本記事で解決できる悩み
・キーパーグローブはどのメーカーを選ぶべき?
・自分に合ったキーパーグローブの選び方は?
・初心者でも安心して使えるおすすめメーカーは?
・購入後の洗い方やメンテナンスのコツは?
サッカーのゴールキーパーにとって、グローブは最重要アイテムといっても過言ではありません。
適切なグローブを選ぶことでキャッチングやパンチングの精度が向上し、練習や試合でのパフォーマンスを支えます。また、突き指などの怪我防止にも直結するため、慎重に選びたいところです。
インターネットやスポーツショップで探すと、アディダスやプーマ、ナイキといった有名ブランドから、ウールシュポルト(uhlsport)やロイシュ(reusch)のような専門メーカーまで幅広く展開されています。選択肢が多い分、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。
そこで本記事では、失敗しないキーパーグローブの選び方とおすすめモデルを解説し、さらに購入後の正しい使い方・メンテナンス方法までまとめて紹介します。
なぜキーパーグローブにこだわる必要があるのか?メリットを解説
キーパーグローブをこだわって選ぶ最大の理由は、パフォーマンスの向上と怪我の予防です。
- キャッチング性能
パーム(手のひら部分)のグリップがボールをしっかりキャッチ。滑りにくく、衝撃も和らげます。 - パンチング性能
パームや拳部分の加工により、力強く正確にボールを弾くことが可能です。
もちろん、普段の練習により基礎的な技術を高めることが重要であることは言う間でもありませんが、最高峰の技術力をもつプロの選手も1000円で売っているキーパーグローブを使って良いプレーをしているのなんて見たことがありませんよね。
さらに、グローブを選ぶうえで見逃せないのが突き指防止。ゴールキーパーに最も多い怪我の1つが突き指です。サイズが合わない、ジュニア用を大人が使うといった誤った選び方は、怪我のリスクを高めます。最近は「フィンガープロテクト」と呼ばれる指サポート機能付きモデルもあり、安心感を求める方に人気です。
キーパーグローブの選び方|おすすめモデルを見つける5つのポイント
キーパーグローブは万人向けの「ベスト1」があるわけではありません。土か芝か、試合用か練習用か、予算はどのくらいか…。選ぶ基準は人によって異なります。
ここでは、最適なグローブを見つけるための5つのポイントを紹介します。
1. 自分に合ったサイズを選ぶ
指先に0.5〜1.0cmほど余裕があるのが理想的。
サイズが合っていないとキャッチの精度が落ちたり、怪我の原因になります。
- 店舗購入:試着ができ安心だが、在庫が限られる。
- ネット購入:品揃え豊富だが、メーカーごとにサイズ基準が異なるので注意。
インターネットでの購入で一番悩ましいのが「サイズ選び」です。洋服と同じように、キーパーグローブもメーカーごとにサイズ感が異なります。たとえば、ウールシュポルトで9号がピッタリだったとしても、アディダスで同じ9号が最適とは限りません。購入前には各メーカーが公開しているサイズ情報を必ずチェックし、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。
なお、以下のページではメーカーごとのサイズ情報を一覧にまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
メーカーによって、手の横幅を基準にしている場合もあれば、手の縦の長さを基準にしている場合もあり、サイズの考え方はさまざまです。試着ができないネット購入では「自分の手に合うサイズが届くのか」という不安もあるでしょう。
そのため、万が一サイズが合わなかった場合に交換できるかどうか、購入前に必ず確認しておくことをおすすめします。
サイズ選びに迷ったら、サイズ展開が豊富なウールシュポルトのモデルがおすすめです。
また、サイズがぴったりでも、手首のホールド感や着脱のしやすさで使い心地は大きく変わります。
最近では、ベルクロ(マジックテープ)タイプやスリップオンタイプなど、
スタイルに合わせて選べるグローブも増えています。
2.パーム(手のひら部分)の種類を理解する
キーパーグローブのパームとは、手のひらでボールに触れる部分の素材のことです。パームはグローブの命。このパームこそがキーパーグローブの中でも最もパフォーマンスに影響のある重要な部分であり、グローブの値段に最も関わってくる部分です。
用途と使用環境に合わせて選びましょう。
- グリップ重視 → 試合向き。ただし耐久性は低め。芝での使用がメイン。
- 耐久性重視 → 練習向き。摩耗に強い。土のグラウンドがメイン。
以下の記事を参考に自分に最適なパームを選んでみてください。
繰り返しですが、このパーム選びこそが、グローブ選びの中でも最も大切です!!
グローブの「グリップ性能」は、プレー環境によって最も差が出るポイント。
同じモデルでも、雨天に強いタイプと耐久性を重視したタイプではまったく使用感が変わります。
- 雨の日でも安定したキャッチングを求めるなら 👉 「雨天順応」対応モデル
- トレーニング中心で長持ちを重視するなら 👉 「耐久ラテックス」モデル
実際のプレー環境に合わせて選ぶことで、グローブの性能を最大限に引き出せます。
3.カッティング(指周りの形状)を選ぶ
グローブのカッティングというのは、指の周りの加工のことです。
ボールに接するパーム部分と、ボールに接しない周辺部分がどのように加工されているか、一般的な加工方法を見ていきます。ちょっとイメージが沸きづらいと思うのでウールシュポルトのカッティングの種類の画像を拝借します。イメージが沸きやすいのではないでしょうか。

カッティングは自分のキャッチングの際の感覚に大きく関わってきますが、どれが優れていて、どれが劣っているというものはありません。ご自身の感覚に合うカッティングを見つけていきましょう。
フラットカット(標準的で扱いやすい)
もっともベーシックなカッティングで、手のひら部分が平らに作られています。指の動きを妨げにくく、初めてキーパーグローブを選ぶ人にもおすすめです。耐久性も高く、練習用としても人気。
メーカーによっては、レギュラーカット、スタンダードカットやクラシックカットなど呼ばれることもあります。迷ったらまずはこのフラットカットを選ぶので良いと思います。
ネガティブカット(素手感覚でフィット感重視)
内側で縫製されており、指にぴったり密着するフィット感が魅力。ボールをつかむ感覚が素手に近く、繊細なキャッチングを求めるキーパーに最適です。
ロールフィンガーカット(安定したキャッチング)
指全体をラテックスが包み込む構造で、ボールとの接地面が広いのが特徴。キャッチング時の安定感が高く、雨天などコンディションの悪い日にも安心して使えます。
ハイブリッドカット(いいとこ取りの新定番)
ネガティブ・ロールフィンガーの要素を組み合わせた、バランス型のカッティング。指先のフィット感とキャッチの安定感を両立したい人にぴったりです。
👉 プロも愛用するハイブリッドカットモデルhttps://amzn.to/4905YuTはこちら
4.フィンガープロテクト機能の有無
ゴールキーパーにとって、突き指は、常に向き合う必要のある怪我です。突き指をしていると、思い切ってプレーできないので、当然ですができるだけ避けたいですよね。
キーパーグローブの中には指の裏側に突き指防止用のプラスチックが搭載されているものもあります。例えば、アディダスでいうと「フィンガーセーブ」と商品名記載があるものがそれですし、ナイキでいうと「スパイン」と商品名に記載があるものが該当します。各グローブメーカーごとの呼び方の例は以下のようになっています。
突き指は、指がボールの勢いに負けて、本来指が曲がるのと反対の向きに曲がったときにおきますが、この突き指防止の部品がそれを緩和してくれます。一方、指が曲げにくくなるのでキャッチングが若干しにくくなることはあるので、選手によって好き嫌いはあると思います。
まとめると、フィンガープロテクト機能ありのキーパーグローブは、
- 怪我防止を重視するならあり
- フィーリング重視ならなし
です!
5.国内・海外のプロ選手が使うモデルを参考にする
グローブを選ぶ際に、プロサッカー選手が使用しているキーパーグローブを参考にするという考え方もあります。
プロのゴールキーパーは、当たり前ですがゴールキーパーとしてプレーすることを仕事としています。自身のパフォーマンスはすぐに自身の価値に直結します。多くのプロ選手が選ぶキーパーグローブは、おすすめのキーパーグローブと考えても良さそうですよね。
それからもう1つ。自分が好きな選手が使用するキーパーグローブを使用することです。私もサッカーを始めていろいろグローブを試してみましたが、やはり一番気に入ったのは自分の好きな選手のキーパーグローブを見つけて購入したときでした。
本サイトでは海外や国内のプロ選手が使用するキーパーグローブを紹介しています。海外ではglovespotting (キーパーグローブ観察)と言われていますね!
プロ選手が自らのプレーをもっておすすめするキーパーグローブを見つけるお役に立てればと思っています!
https://gkisland.net/category/equipment/glovespotting/
信頼できるメーカーのキーパーグローブを購入しよう!
インターネットで購入可能なキーパーグローブは本当にたくさんの種類があります。
その中でも、信頼のおけるキーパーグローブメーカーを5つこちらの記事で紹介しています。もちろんこれ以外にも良いグローブはありますが、本当におすすめできるメーカーを5つ選びました。もし自分のお気に入りのブランドにまだ出会っていないという方は、この中から選べば確実です。
また、本サイトでは、各グローブを価格帯/用途別に以下のように分類しています。それぞれ特徴が異なるので、価格帯や用途に応じて選びましょう。
モデル | 主な用途 | 価格帯の目安 |
---|---|---|
エントリモデル | ・小中学生向け ・練習用 | 1000円~5000円 |
ミドルレンジモデル | ・高校大学生向け ・練習用、試合用 | 5000円~10000円 |
ハイエンドモデル | ・社会人からトッププロまで ・試合用 | 10000円~ |
おすすめのキーパーグローブメーカー5選
また、ここに掲載しきれていないキーパーグローブのブランドがたくさんあります。当サイトではカオスマップというものを作成し、紹介していますのでこちらも合わせてご参照ください!
毎年進化する新作モデルをチェック!
キーパーグローブは毎年のように新作が各ブランドから発売されます。多くのブランドでは、毎年2~3月頃に春夏(SS)モデル、8~9月頃に秋冬(FW)モデルが発売されます。
その少し前に、各ブランドと契約しているトッププロの選手達が新作のグローブを使い始めます。毎年その時期はプロ選手達の手元に注目しちゃいますよね!
最新モデルのキーパーグローブを下記ページや公式サイトからチェックしてみてください!
メーカー | 公式サイトへのリンク |
---|---|
![]() ウールシュポルト:uhlsport | 公式Webサイト |
![]() アディダス: adidas | 公式Webサイト |
![]() アールジー:RG | 公式Webサイト |
![]() ロイシュ:reusch | 公式Webサイト |
![]() プーマ:puma | 公式Webサイト |
キーパーグローブを購入後知っておくべきこと
キーパーグローブの寿命
グローブは決して安い買い物ではないので、長くもってほしいですよね。
使用頻度、使用環境にもよるので一概にグローブの寿命は何か月とかはいえないですが、多くの場合はパーム(手のひらのボールをキャッチするゴムがついている部分でしたね)が削られて、キャッチングに影響が出てくるようであれば、残念ながらそのグローブの寿命です。できるだけ長く利用するためにはやはり日々のメンテナンスが不可欠です。
キーパーグローブのメンテナンス
キーパーグローブは、定期的にお手入れすることが大切です。
汚れを放置するとキャッチングのパフォーマンスに影響するだけでなく、グローブ自体の寿命も短くなってしまいます。特に内部は汗を吸っているため、放置するとかなり強いニオイの原因にもなります。
基本的なお手入れ方法は「中性洗剤を使った手洗い」です。
ただし、使用頻度がそれほど多くない場合は、ネットに入れて洗濯機で優しく洗っても大きな問題はありません。
その際は、以下の2点に必ず注意してください。
- 直射日光に当てないこと
- パーム(手のひら部分)同士を合わせないこと
直射日光に当てるとラテックスが急激に劣化し、柔らかいパームが硬くなってしまいます。陰干しでゆっくり乾かすのが長持ちのコツです。またパーム同士を合わせた形で保存すると、パーム同士がくっついてしまい、はがすときにパームも一緒にはがれてしまいますのでご注意を。
キーパーグローブも具体的な洗い方やメンテナンス方法について以下の記事で解説していますので、よろしければ参考にしてみてください。
キーパーグローブのアクセサリ・メンテナンスグッズ
キーパーグローブのパフォーマンスを少しでも長くするために、様々な商品が発売されています。その中でおすすめのものを紹介していきます。
キーパーグローブのケース・バッグ
試合や練習への持ち運びには、専用のキーパーグローブバッグが断然おすすめです。
他の道具と一緒に入れると、せっかくのパームが擦れて劣化の原因に…。
通気性のあるケースなら、使用後の湿気対策にもなり、グローブを長持ちさせられます。
お気に入りのグローブをしっかり守るために、専用バッグをひとつ持っておくのが◎
キーパーグローブの洗濯用洗剤
グローブの性能を長く保ちたいなら、専用の洗剤を使うのがいちばん確実です。
中性の洗浄成分でパームを傷めず、汚れや汗をしっかり落としてくれるので、グリップ力の持ちも違います。
やや値は張りますが、試合用グローブを大切に使いたい人にはおすすめ。
もちろん、普段使いなら中性洗剤や石鹸でも十分対応できます。
キーパーグローブの補修・リペア
パームが削れたり、小さな穴が空いたときに使える補修用リペア剤も販売されています。
一時的な応急処置には便利ですが、正直なところ、長く使うにはあまりおすすめできません。
補修した部分のまわりから再び削れてしまうことが多く、結局グリップ力が落ちてしまうんです(メーカーさんすみません…)。
それでも、「お気に入りのグローブをもう少しだけ使いたい」という人には選択肢のひとつ。
キーパーグローブのスプレー
グローブのパームに吹きかけることで、グリップ力を回復・強化してくれる便利アイテムです。
特に人工芝や天然芝のグラウンドでプレーする人には効果抜群。ボールが滑りにくくなり、キャッチングの安定感がアップします。
ただし、土のグラウンドでは逆効果になることも。スプレーが土を吸着してしまい、かえってパームが汚れやすくなるので注意が必要です。
💦K-GRIPスプレー(雨天時の最強グリップ)
K-GRIPスプレーは、独自の配合によりあらゆる状況でグリップ力を高める、プロ仕様のグローブスプレーです。
新品・使用済みどちらのグローブにも使用でき、あらゆる種類のラテックスに対応しています。
特に雨天時やピッチが濡れている状況で抜群の効果を発揮し、「本当に濡れているの?」と思うほどの安定したキャッチングが可能。
試合前や雨の日のトレーニング前にスプレーしておくだけで、グリップ性能が一段アップします。
ただし、非常に強い粘着性を持つため、土のグラウンドや乾燥した状態での使用はおすすめできません。
汚れが付きやすくなったり、パームの摩耗を早める可能性があります。
人気のため入荷待ちになることが多いので、定期的に在庫をチェックするのがおすすめです!
キーパーグローブの臭い対策・デオドラント
グローブの中は汗をかくので、どうしても匂いが気になりますよね。
そんなときに便利なのが、グローブ専用のデオドラントスプレーです。
毎日洗うのは大変ですが、このスプレーを使えば手軽に消臭でき、グローブの劣化も防げます。
忙しい練習日や試合の後でも、簡単にケアできるのが嬉しいポイントです。
練習用と試合用、分けるだけでグローブが長持ち!
キーパーグローブは消耗が激しいアイテム。
毎日のトレーニングで使っていると、どんなに高品質なパームでもあっという間に摩耗してしまいます。
そこでおすすめなのが、
「練習用」と「試合用」を分けて使うこと。
たとえば、普段は耐久性のあるモデルで練習し、試合ではグリップ重視の高性能モデルを使用する。
この使い分けをするだけで、試合用グローブを長期間ベストな状態で保つことができます。
「じゃあ、どのグローブが耐久性のあるモデルで、どれが試合向きなの?」と思う方も多いかもしれません。
本ブログでは、各メーカーごとのキーパーグローブの特徴や選び方を詳しく紹介しています。
練習用・試合用それぞれにぴったりのモデルを見つけたい方は、
ぜひそちらの記事も参考にしてみてください。
「いや、同じモデルを2つ買うのはちょっと…」という方も、
コスパの良い試合・練習兼用モデルもありますので、予算を抑えつつ上手に使い分けられます。
まとめ|自分に合ったグローブ選びでパフォーマンスを最大化しよう
キーパーグローブは、ゴールキーパーのプレーを左右する重要なギアです。
- サイズ・パーム・カッティング・フィンガープロテクトを理解して選ぶ
- 信頼できるメーカーから選ぶ
- 新作モデルやプロ選手の使用モデルも参考にする
これらを意識すれば、きっと自分にぴったりの一本が見つかります。
練習用と試合用を分ける、正しい洗い方を心がけるなど、購入後のメンテナンスも忘れずに。あなたのプレーを支える最強のパートナーを見つけてください!