J1リーグで月間MVPを獲得した歴代のGKの一覧と、当時の活躍を振り返ります!
獲得経験のある選手一覧
J1リーグ、月間MVPを獲得したことのあるGKは以下の通りです。
- 西川周作(2013年7月、2014年7月、2015年9月)
- 榎本哲也(2013年10月)
- 東口順昭(2014年11月・12月)
- 中村航輔(2017年5月)
- 林卓人(2018年2月・3月)
- ランゲラック(2020年12月、2021年9月)
現浦和レッズの西川周作選手が、全3回の獲得で史上最多。続くのが、2021年シーズン、21試合でクリーンシートを達成した名古屋グランパスのランゲラックです。なお、中村 航輔選手はJ2でも1度選出されているので、それを合わせると2回です。
フィールドプレーヤーを抑えて、GKが月間MVPを獲得するのはすごいことですよね。
ちなみにJリーグの30年の歴史の中で、年間最優秀選手(MVP)を獲得したGKは、名古屋グランパスのレジェンド、楢崎正剛ただ一人です。
Jリーグ月間MVPとは?
月間MVPはいつから始まったんでしょうか。始まったのは2013年5月。割と新しい賞なんですね。対象はJリーグのリーグ戦で、ルヴァンカップ、天皇杯などのカップでの活躍は選考に含まれません。
誰が選んでいるのか?選んでいるのは、サッカー関連メディアとJリーグ選考委員会です。まず、3名の候補が選出されて、その後同じメンバで構成される、選考委員会による審査を通じて1名のMVPが選出されます。
なお、選出された選手には賞金30万円が授与されるとのこと!(J2は20万、J3は10万)
歴代受賞者
西川周作 (2013年7月、2014年7月、2015年9月)
歴代最多の3度受賞。知ってましたか?西川選手は2012年から2016年の間5年連続でJ1リーグのベストイレブンに選出されているんです!
2013年はサンフレッチェ広島で優勝に貢献する活躍。浦和レッズに移籍した2014年の7月にはJリーグ記録を塗り替える7試合連続無失点(当時)を達成したことが評価され、2回目の月間MVPを獲得しました。
尚、月間MVPには全然関係ないのですが、2013年の西川といえば天皇杯でのPK戦が記憶に残っています。3本のPKストップに加え、自ら4本目を普通に決めて勝利という活躍。
榎本哲也(2013年10月)
当時横浜Fマリノスの榎本哲也選手も2013年10月に月間MVPを獲得。3試合に出場し、全試合完封、特に首位攻防戦だった、第29節のサンフレッチェ戦での好守が評価されました。
東口順昭(2014年11月・12月)
2014年11月・12月の月間MVPはガンバ大阪の東口順昭選手です!シーズンを通した安定したプレーで2014年シーズンのチームのリーグ優勝に貢献!14のクリーンシートはクラブ新記録でした。
特にシーズン終盤の浦和レッズ戦のGK対決はしびれました。
中村航輔(2017年5月)
2017年5月に柏レイソルで月間MVPを獲得したのが、中村航輔選手。現在は、ポルトガルのポルティモネンセでプレーをしている選手です。
2017年5月では4試合に出場し、全試合に勝利!失点が特別少なかったり、新記録を達成したわけではなく、純粋にその4試合の勝利への貢献度の高さから選出されています。
最終的にチームは4位フィニッシュで躍進し、中村本人としても初めてのA代表に選出されて時期でした。
林卓人(2018年2月・3月)
サンフレッチェ広島の林卓人が月間MVPを2018年2月・3月に獲得。5試合に出場し1失点と広島のスタートダッシュに貢献しました。鹿島戦ではPKおよびセカンドのシュートを体を張って冷静にセーブ!
林選手は2014年から広島に加入。西川周作がレッズに移籍したタイミングで白羽の矢が立ちました。サンフレッチェは良い選手を獲得しましたね。
2022年シーズンも正GK争いは激しいです。U-24の日本代表の一員として、東京五輪にも帯同した、大迫選手とのレースも、開幕スタメンの座を勝ち取ったことで一歩リード。今シーズンの活躍にも期待です。
ランゲラック(2020年12月、2021年9月)
最後は、現時点のJリーグナンバー1ゴールキーパーといっても過言ではないランゲラック選手です。2020年12月、2021年9月の2度、月間MVPを獲得しています。
2020年12月は、出場した3試合で無失点。チームのACL圏内確保に貢献した点が評価されました。特に横浜FC戦の後半のセーブは衝撃的でした。2020年で、シーズン通して17のクリーンシートを記録したこともすばらしい。
2021年9月の選出理由はやはり、J1新記録の19試合無失点の記録の達成!でしょう。最終的にランゲラックはこの記録を21まで伸ばすことになります。
まとめ
J1リーグの月間MVPを受賞したことのあるゴールキーパーについて調査しました。
受領歴があるのが、西川周作、榎本哲也、東口順昭、中村航輔、林卓人、そしてランゲラックの6人でした。
今後もゴールキーパーの価値を証明するためにも、多くのゴールキーパーがこの月間MVP、そして年間のMVPを獲得できることを期待します!!