Jリーグの1年間のシーズンを締めくくる表彰式であるJアウォーズ。Jリーグ各チームの主力選手が数多く出演して、リーグ戦における各賞の表彰を行います。
- 最優秀選手賞(MVP)
- ベストイレブン
- 得点王
- ベストヤングプレーヤー賞
- J1/J2/J3フェアプレー賞
- フェアプレー賞 高円宮杯(J1のみ)
- フェアプレー個人賞
- 最優秀監督賞
- 最優秀主審賞
- 最優秀副審賞
- Jリーグベストピッチ賞
- 功労賞
- 功労選手賞
- 最優秀育成クラブ賞
- 最優秀ゴール賞
普段は見られない、選手達の正装が見られるのも嬉しいですよね。
本記事では、過去のJリーグにおける歴代のベストイレブンや、GKが獲得した各賞を紹介します。
J1リーグ2024年のベストイレブンは大迫敬介!!
Jリーグ2024のベストイレブンに輝いたのは、サンフレッチェ広島の大迫敬介選手でした。
チームは最後まで優勝争いを演じましたが、その原動力となったのは大迫選手の安定した守備だったことは間違いありません。しかし、本人はやはり優勝できなかったことの悔しさが勝っていたようですね。
「素直に嬉しいですが、個人的には今年の自分のパフォーマンスに関しては全然納得していないので複雑な気持ちではありますが、こうやって票をいただいてこの賞を受賞できたことは誇りに思います」
J League Awards 2024語のインタビュー
それもそのはず。今シーズンのJ1リーグは、神戸と広島、町田の3チームが最終節まで優勝の可能性があり、12/9に惜しくも優勝に手が届かず2位になったのが大迫率いる広島です。Jアウォーズはその翌日の12/10に行われるため、気持ちも完全に切り替わる前のイベントになってしまいますよね。
とはいえ、シーズンを通して最も活躍したゴールキーパーとして選ばれたことは本当に素晴らしいことです。
なお、ベストイレブンの候補にもなる2024年の優秀選手賞には以下の5選手が選出されています。
ゴールキーパーのJリーグ歴代ベストイレブンの受賞者
J1リーグ
J1リーグの歴代ベストイレブンに選出されたゴールキーパーは以下の通りです。
年度 | GK | チーム |
---|---|---|
1993 | 松永成立 | 横浜M |
1994 | 菊池新吉 | V川崎 |
1995 | 菊池新吉 | V川崎 |
1996 | 楢﨑正剛 | 横浜F |
1997 | 大神友明 | 磐田 |
1998 | 楢﨑正剛 | 横浜F |
1999 | 真田雅則 | 清水 |
2000 | 高桑大二朗 | 鹿島 |
2001 | ヴァンズワム | 磐田 |
2002 | 曽ヶ端準 | 鹿島 |
2003 | 楢﨑正剛 | 名古屋 |
2004 | 土肥洋一 | FC東京 |
2005 | 吉田宗弘 | C大阪 |
2006 | 川口能活 | 磐田 |
2007 | 都築龍太 | 浦和 |
2008 | 楢﨑正剛 | 名古屋 |
2009 | 川島永嗣 | 川崎 |
2010 | 楢﨑正剛 | 名古屋 |
2011 | 楢﨑正剛 | 名古屋 |
2012 | 西川周作 | 広島 |
2013 | 西川周作 | 広島 |
2014 | 西川周作 | 浦和 |
2015 | 西川周作 | 浦和 |
2016 | 西川周作 | 浦和 |
2017 | 中村航輔 | 柏 |
2018 | 鄭成龍 | 川崎 |
2019 | 林彰洋 | FC東京 |
2020 | 鄭成龍 | 川崎 |
2021 | ランゲラック | 名古屋 |
2022 | 高丘陽平 | 横浜FM |
2023 | 西川周作 | 浦和 |
2024 | 大迫敬介 | 広島 |
歴代受賞回数では、楢崎正剛と西川周作が6回で最多!現役なのは西川選手だけなので、今後のシーズンで単独トップに躍り出ることができるか注目ですね!
各種記録は以下の記事も見てみてください!
J2リーグ
J2リーグの歴代ベストイレブンに選出されたゴールキーパーは以下の通りです。2022年から設立された比較的新しい賞なんですね。
年度 | GK | チーム |
---|---|---|
2022 | 小島亨介 | 新潟 |
2023 | 権田修一 | 清水 |
2024 | スベンド・ブローダーセン | 岡山 |
J3リーグ
J3リーグの歴代ベストイレブンに選出されたゴールキーパーは以下の通りです。J3ベストイレブンも同じく2022年から設立された賞ですね。
年度 | GK | チーム |
---|---|---|
2022 | 内山圭 | 藤枝 |
2023 | 辻周吾 | 愛媛 |
2024 | 笠原昂史 | 大宮 |
ゴールキーパーの歴代J1リーグ最優秀選手賞(MVP)受賞者
Jリーグの歴史上、GKがMVPを獲得したことがあるのは2010年の楢崎正剛だけです。
ストイコビッチ監督率いる名古屋グランパスが圧倒的な成績で初優勝を果たしたシーズンです!
年度 | GK | チーム |
---|---|---|
2010 | 楢崎正剛 | 名古屋 |
なお、J2リーグ、J3リーグでも2022年から最優秀選手賞が選出されるようになりましたが、今のところゴールキーパーの受賞歴はありません。
ゴールキーパーの歴代ベストヤングプレイヤー賞(旧新人王)受賞者
ゴールキーパーが獲得した歴代のベストヤングプレイヤー賞は以下の通りです。
年度 | GK | チーム |
---|---|---|
1995 | 川口能活 | 横浜M |
2007 | 菅野孝憲 | 横浜C |
2009年までは新人王という賞でしたが、受賞基準が見直され、2010年からベストヤングプレイヤー賞に変わっています。
何が変わったかというと、年齢制限が23歳から21歳に引き下げられたり、J2以下での出場歴が考慮されるようになるなどの変更点がありました。
2007年に菅野選手が選出されていますが、当時23歳で既にJ2の横浜FCで150試合以上の出場歴がありました。2007年にチームがJ1に昇格し、34試合フル出場!チームのキャプテンを務めることもありました。しかし当時は「J1登録1年目であること。」という基準があり、条件を満たしていたため、新人王に選出。
菅野選手はもちろん何も悪くないのですが、これって新人っていえないんじゃね?という物議が基準変更のひとつのきっかけとなったかも知れません。
ゴールキーパーの歴代フェアプレー個人賞受賞者
シーズンを通して、警告・退場を受けなかった選手の中から選ばれるフェアプレー個人賞を獲得したゴールキーパーは以下の方たちです。
年度 | GK | チーム |
---|---|---|
2001 | 南雄太 | 柏 |
2003 | 曽ヶ端準 | 鹿島 |
2004 | 高木義成 下田崇 | 東京V 広島 |
2008 | 川口能活 | 磐田 |
2009 | 川島永嗣 | 川崎F |
2014 | 西川周作 | 浦和 |
2016 | 秋元陽太 | F東京 |
2018 | 西川周作 秋元陽太 | 浦和 湘南 |
2023 | 西川周作 前川黛也 大迫敬介 | 浦和 神戸 広島 |
2024 | キム・ジンヒョン 大迫敬介 | C大阪 広島 |
J2リーグとJ3リーグも
年度 | GK | チーム |
---|---|---|
2023 | 櫛引政敏 マテウス 権田修一 波多野豪 | 群馬 東京V 栃木 長崎 |
2024 | 林彰洋 後藤雅明 立川小太郎 | 仙台 山形 いわき |
年度 | GK | チーム |
---|---|---|
2023 | 山本海人 永井建成 | 福島 FC大阪 |
2024 | 三浦基瑛 永井建成 今村勇介 | 相模原 FC大阪 讃岐 |
ゴールキーパーは比較的カードをもらいにくいポジションですので、フェアプレー個人賞受賞者の中でもゴールキーパーが占める割合が比較的高いです。
ゴールキーパーの歴代功労選手賞受賞者
最後に紹介するのは、功労選手賞です。
これは、Jリーグおよび日本サッカーの発展のために多大な貢献をした選手に贈られる賞で、Jリーグやカップ戦、代表やクラブの国際大会に500試合以上出場した選手や、チームからの推薦などが必要です。
年度 | GK | チーム |
---|---|---|
2000 | 松永成立 | 京都パープルサンガ |
2006 | 小島伸幸 | ザスパ草津 |
2013 | 土肥洋一 | 東京ヴェルディ |
2019 | 川口能活 | SC相模原 |
2019 | 楢﨑正剛 | 名古屋グランパス |
2021 | 清水健太 | カマタマーレ讃岐 |
2021 | 曽ヶ端準 | 鹿島アントラーズ |
2024 | 林卓人 | サンフレッチェ広島 |
2024 | 南雄太 | 大宮アルディージャ |
永きに渡り、第一線で活躍した選手ばかりなので、知らない名前はいないといっていいくらい、錚々たるメンバーですよね。
まとめ
Jアウォーズにおける各賞の受賞者、歴代のベストイレブンを、ゴールキーパーにフォーカスして紹介してきました。
- 歴代ベストイレブン
- 最優秀選手賞(MVP)
- ベストヤングプレーヤー賞(新人王)
- フェアプレー個人賞
- 功労選手賞