キリンカップ観戦 – 2001.6.11

キリンカップ観戦 – 2001.6.11
  ※本コラムは昔運営していた川口能活ファンサイト(深海)で掲載していたコラムを再掲したものです。一部内容が古い可能性がありますがご了承ください。  

最近なかなか書くネタもないので、

不本意ながら見てしまったキリンカップでも振り替えてみよう かと思います。

2003.6.8 vs Argentina

アルゼンチン戦を振り返ると、、、あの試合は楢崎選手、さすがにちょっとかわいそうだと思いま した。シュートは全部たしかにうまかったし、正直あの試合でGKを責められたらたまったもんじゃないでし ょう。特に最初の1、2点目のサビオラとサネッティのシュートは破格にうまかったですよね。ポジショニ ングが悪かったわけでもなく。反応が遅かったわけでもなく。あのコースにあのタイミング、スピードで打 たれてはお手上げです。ただ、ボールに手が届く気配さえなかったですけど。たしかに反応は早かったけど 、ボールに対してまっすぐに飛んでいなかったような気がしたから、もうちょっとコースが甘かったとして もあれは取れなかっただろうな、と思います。Jリーグではあのレベルのシュートを打てる選手はいないのでしょうか。3点目もあんなところから選手が出てきてさぞかしびっくりしたことでしょうね。それでもロメオの飛び出しによく気づいてあれだけ体寄せたかな、って思います。ロメオもうまかったけど、リケルメ のFKもすごかったー。飛び出しても決められたし、待ってても決められただろうし、どうしようもなかったですよね、あれは。むしろあそこまでどフリーにさせたDFのせいじゃないかっていう気がするけど、DFをマークにつけるのもGKの役割の一つですよね。点入れられたあとにふてくされるのもわかるけど、点入れられたあとでも、ちゃんと確認しないとだめなんじゃないかという気はしませんか。4点目もマジかわいそうとしかいいようのない失点だった。ロングシュートがポストに当たって跳ね返ってそれがGKに当たってゴール。雰囲気とか流れが悪いときってああいう失点って多くなりますよ ね。なんかシュート打った瞬間入るような気がしたし。あれがもし、日本にとっていい流れのときだったら 、ポストに当たって逆の方に跳ね返ったりするもんなんですよね。

そう、いいこといった、そこなんですよ。圧倒的な強さを見せ付けられて、立て続けに失点。特に誰のせいってわけじゃないから、どこにぶつけていいか分からない怒りは飲み込むしかなくて、チーム全体の雰囲気が悪くなってしまう気持ちはすっごいよくわかります。でも4点目はその結果生まれてしまったと思うんです。たぶんあのシュートはスコアが0-0のときだったら入ってない。点を取って相手が沈んだらもうこっちのもの。きっと日本がひるんだことによって、アルゼンチンはまだまだいくらでも点を取れる気がしたに違いないと思います。点を入れられた後、GKの表情っていうのは、必ずといっていいほどテレビに映し出 されるし、選手もまずGKの表情を見るといいます。そこで、ふてくされたような表情をされても、何もプラスにならない。何もかっこよくないし。ふてくされたり怒ったりするのは誰でもできるんだ。でも、ウルグアイ戦の川口は違いましたよね。今回の楢崎の失点は、誰が見てもノーチャンスなのに対して、ウルグアイ戦の2点目は明らかに川口のミスでした。一番つらくて一番悔しくて一番怖かったのは川口だった違いない。でもテレビに映し出された川口の表情は、落ち着いていました。もちろん、そのあとの川口のプレーも落ち着いていました。だからこそその後攻められながらも失点はしなかったし、同点にも追いついてくれた 。そう思います。

この日の楢崎選手を俺的に評価するとしたら、6.0かなぁ。前半にはサビオラとの1対1を防いだいいセーブもあったみたいだし。ただ、あれも代表クラスのGKなら誰でも止められるかな、という気はした けど。

2003.6.11 vs Paraguay

おっかしいなぁ。ホントはね、試合が始まる前のスタメンが発表されて、その一番上に希望の名前 がなかった時点でチャンネル変えるつもりだったんですよ。でも、そのあとすぐにサブが表示されて、

 

     12 土肥洋一
     23 川口能活
          以下略

って表示されたのを見ちゃった瞬間にいろんなこと考えた。

あ、そーいえば、ソガさん怪我でリタイヤしたんだった。
おい、土肥の方が番号小さいのかよ。
スペイン戦では、スタメンの表示ミスとかもあったな。
試合にアクシデントはつきもの。しかも今のジーコジャパンは呪われてる…
途中出場あるかもしれない☆

と、微かな、ホントに些細な可能性に懸けて試合を見てしまいました。率直な感想としては、パラグアイ弱っ!みたいな。前半いいチャンスが続いたときのジーコ監督の満足気な笑顔と、試合終了間際の今にも泣き出しそうな、哀愁漂う渋い表情が印象的でした。ぶっちゃけ、試合の多くの時間を睡眠に費やしてしまったため、あんま見てないとこもあるのですが、楢崎ってハイボールに絶対の自信を持ってるんじゃなかったっけ?みたいな。ハイボールをこぼしてそれを必死に足でクリアするシーンが試合終了後のハイライトみたいなとこで紹介されてたのはウケました。あと迷った末の弱々しいパンチングが相手へのきれいな落としになってピンチを招いていたのもちょっと面白かったです。ま、でもミスをしても失点につながってないんなら文句ないだろ、と思っているので、特に何も思わないですけど。

パラグアイみたいに守ってカウンターみたいなチームはGKとしてはマジやりにくかっただろうな 、と思います。終わってみれば、止めるようなシュートもなかったから、微妙にミスったとこだけ変に目立 っちゃったりして。そーいえば、楢崎が左でバックパスをクリアして、それがタッチラインを直接割ったその次の瞬間にジーコ監督がブチきれてるのが映ったときなかった?なんかDFの方指してなんかやってたけど、あれは誰に対するキレだったんでしょう?楢崎選手の俺的評価は、5.5ってとこでしょうか。

さて、きっとジーコ監督の中にもパラグアイ戦のGKに川口を、っていう考えはあったんだと思います。(どーでもいいけど、予想スタメンで川口と書いてくれた、日スポさんとかはちょっと嬉しかったです(^^))でも、大量失点のあとに替えられるのっていうのはGKにとってショックが大きすぎるのです。代わりに使われるGKも前の試合の惨劇を見ているだけに、変なプレッシャーとかもかかって、あんまりいいことがないと思うのです。だからDF総入れ替えという思い切ったことをやりながらもGKは替えないことにしたのかな、と。楢崎に必要だったのは、無難な90分間。それによってアルゼンチン戦に受けた傷を少しでも消毒する必要があったです。ま、その昔、パラグアイに4失点した川口を血も涙もない指揮官(ワインのおいしい国のT氏)がしばらく試合に使わなかったこともあった気がするけど。

川口を見たかったっていう気持ちはもちろん大きいけど、どうせあのパラグアイ相手じゃたいして 見せ場もなかっただろうし、ジーコ監督のGKの起用法は決して悪くないかな、と思います。ウルグアイ戦に出場させてもらってちょっと気持ち的に贅沢になってるけど、実はトップでの試合に出てない川口を召集してくれるだけでも、とりあえずは感謝しなくてはいけないのかな、とは思います。謙虚に謙虚に。とにかく、あとに続く試合で見られることを期待したいと思います。

以上、自分でもびっくりなほど長くなってしまったけど、キリンカップ観戦記でした。コンフェデは川口出なかったら見ないぞ!と心に誓う。