キーパーグローブ

権田修一の歴代キーパーグローブと日本代表GKの各移籍先での活躍

日本代表で長年活躍するGKといえば、権田修一選手。現段階で日本で最高の守護神といえます。ゴールキーパーをやっている、小学生や中学生、もちろん社会人のプレイヤーでも権田選手のプレーに憧れる人もたくさんいるのではないでしょうか。

本記事では、権田選手が愛用するキーパーグローブや、国内、海外で複数のクラブで活躍する権田選手の過去の活躍について紹介します。

権田修一が現在使用するキーパーグローブ

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権田選手が現在使用しているグローブはロイシュというブランドのキーパーグローブです。使用しているのは、アローゴールドXというグローブです。

reusch Arrow Gold X / ロイシュ アローゴールドX (ハイエンドモデル)

権田選手は2023年1月からロイシュと契約し、グローブの提供を受けています。それ以前はどんなキーパーグローブを使用していたのかも合わせて紹介していきたいと思います

権田の各移籍先での活躍とグローブ

FC東京と権田修一(2007年~2016年)

権田といえばFC東京のイメージがありますね。権田はFC東京の下部組織からの生え抜き選手で、U15FC東京、つまり中学生の頃から所属しています。2007年にトップチームデビューし、Jリーグで200試合以上出場しています。

FC東京では山あり谷あり。2009年には、Jリーグも5位と躍進。個人としてもシーズン15完封という当時としてJ1の最多を記録していました。合わせてナビスコカップでも大活躍の末、自身として初タイトルを獲得しています。

一方、2010年はチームは低迷し、J2降格。2011年シーズンはさすがの力の違いを見せつけJ2で優勝しJ2復帰を果たすものの、個人としては一時的にスタメンをとられるなど振るわないシーズンでした。

J1復帰後、チームは8位~10位と振るわず。また日本代表には2010年にデビューしているものの、FC東京在籍中の2016年までの出場試合数はわずかに3。ものごとはうまく進まないプレッシャーのようなものもあったのでしょうか。2015年のはオーバートレーニング症候群を発症し、鮮烈を離脱。そのままFC東京で戦列に復帰することはありませんでした。

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キーパーグローブに注目してみると、この頃はまだ、uhlsportのグローブは使用しておらず、adidasのグローブを使用していますね。

初めての海外移籍。権田がSVホルン移籍を決めた理由とは?(2016年)

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少し何かが停滞しているなと感じたら、例え居心地が良くとも環境を変えてみることも時には重要です。

権田は2016年に、当時オーストリア3部のSVホルンへの移籍を決めます。FC東京からのレンタルですね。SVホルンは本田圭佑が経営に携わるクラブで、日本人選手も多く所属していました。

SVホルンへの移籍の理由を本人はこう語っています。

「僕がここに来たのはシンプル。環境を変えて、自分を変えてプレーする必要があったから。自分の挑戦のため。それだけですよ」

https://number.bunshun.jp/articles/-/825048?page=4

また欧州中堅リーグの3部とはいえ、欧州でプレーすることで、チャンピオンズリーグ出場という夢への可能性も魅力の一つだったといえます。

「欧州でプレーする誰もが、チャンピオンズリーグに出たいと思っている。僕も変わらない。~中略~でも日本にいたら、それが現実的ではなかった。」

https://number.bunshun.jp/articles/-/825048?page=3

SVホルンでは、怪我に苦しめられた(右脛骨を骨折)こともあり、思ったほどの活躍はできなかったものの、レベルの高いゴールキーパー人に囲まれて、日本ではできないような練習を経験できたことや、日本人監督と選手達の橋渡しとしてチーム全体を見ながら行動するような経験は、きっと権田にとって大きな糧になった経験だったのだと思います。

さて、この頃も、権田adidasのグローブを使用しています。現在はadidasはプレデターというモデルをイチオシ展開していますが、当時はエースというモデルが主流でした。人気のモデルだからか、まだamazonなど一部では購入可能なようです。

adidas ACE(ハイエンドモデル)

adidas ACE(エントリモデル)

なぜ権田はサガン鳥栖のサポーターに謝罪したのか?(2017年~2018年)

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2017年シーズンからは、権田は古巣のFC東京ではなく、サガン鳥栖でプレーしています。

第5節のFC東京戦(3-3)では、試合終了後にFC東京のサポーターに泣き崩れながら謝罪しにいったことが話題になりました。

https://www.football-zone.net/archives/57047

なぜ権田は涙ながらにFC東京のサポーターに謝罪したのか。

FC東京からSVホルンにレンタル移籍していましたが、2016年12月にレンタルの期限を満了し、FC東京に戻ることになりました。しかし、前述のように欧州でステップアップしていく夢があったため、2017年1月にFC東京と契約解除。理由としては、欧州でのプレーを希望するためでした。

しかしながら、欧州での移籍先が見つからず。そんな折、サガン鳥栖からの熱心なオファーがあり、同クラブへの加入を決意。FC東京からすれば裏切りともとれる決断ともとれますね。もちろん、その誠実な性格は周知の通りなのでこの決断には本人も頭が燃えるくらい悩んだでしょう。

2017年1月時点で欧州での移籍先が見つからなければ、次は2017年8月の移籍市場を待つ必要があります。その間に無所属となるのは自身のキャリアとしても大きな痛手になります。

そういった経緯もあり、古巣FC東京との試合後には、サポーターに涙ながらに謝罪しに行ったのです。勇気のある行動ですよね

サガン鳥栖での2シーズン、正GKとしてほぼ全ての試合に出場し、2018年には残留に貢献したとしてチームのMVPにも選出されています。

「勝ち点40を積み重ねないと残留できない」と、意識を自分達に向けること。それを権田はチームに伝えていました。自身のFC東京での降格時の経験を活かして、試合終了後、すぐに同じ降格争いをしているチームを結果を気にするのではなく、自分達が必要な勝ち点を獲得するために何ができるのか、ということに集中すること。そういう考えをチームに浸透させることで、プレー面だけでなく、メンタル面でもチームを残留に導きました。

MVP文句なしの活躍ですよね。

さて、グローブにも注目すると、変わらずadidasのACEというモデル。このブルーのモデルはかっこよかったんですよね。

adidas ACE(ハイエンドモデル)

二度目の海外挑戦先はポルトガル1部、ポルティモネンセSC!(2019年~2021年)

2019年、権田は再び海外サッカーへの挑戦を決断します。挑戦先はポロトガル、ボルティモネンセSC。現在も、日本代表MF中島翔哉やGK中村航輔が所属するチームですね。

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二度目の海外挑戦の理由を以下の記事で語っています。要約すると。

  • 初めて海外移籍したGKである川口能活への憧れ
  • 川島が海外で挑戦し続ける理由を聞きカルチャーショックに似た衝撃を受けたこと
  • 権田自身のオーストリア挑戦が不完全燃焼だったこと

個人的には素晴らしい記事だと思いますので。是非読んでください。

https://diamond.jp/articles/-/193017?page=3

余談ですが、「能活さんを真似して低いパントキックを蹴るようになった、あるいはボールへ果敢に飛び込むようになったゴールキーパーが、僕を含めてけっこういたと思うんですよね」これ、すごいわかります笑

また、2019年に開催されたアジアカップでは日本代表としても正GKとしてフル出場し、この頃から日本代表の正守護神として国民に認識されるようになってきたと感じます。川口、楢崎、川島の次の時代がようやくやってきたのだと。

権田が使用するキーパーグローブにも2019年から変化が。2019年1月のポルティモネンセ移籍のタイミングと合わせ、権田uhlsport(ウールシュポルト)と契約しています。

この頃はダイナミックインパルスというモデルを使用していました。現在もamazon等で在庫があるものは購入可能です。

uhlsport ダイナミックインパルス(ハイエンドモデル)

uhlsport ダイナミックインパルス(ミドルレンジモデル)

uhlsport ダイナミックインパルス(エントリモデル)

Jリーグ復帰は清水エスパルス。今シーズンから完全移籍(2021年~)

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2021年シーズンより清水エスパルスに復帰。2017年にJ1に復帰してからも、14位~8位とぱっとしない成績だったチームに、経験豊富な日本代表GKが加入することが、チームを好転させるきっかけになるのでは、と期待されました。

しかし、2021年シーズンはまさかのJ2降格争い。なんとか最終節で残留を決めましたが、最後まで冷や汗ものの結果でした。

2021年に使用していたグローブは、uhlsportのハイパーアクトというグローブでした。

uhlsport ハイパーアクト(ハイエンドモデル)

uhlsport ハイパーアクト(ミドルレンジモデル)

uhlsport ハイパーアクト(エントリモデル)

また、2022年のシーズンにはハイパーアクトの後継であるハイパーレッドというグローブを使用していました。

日本代表初選出から初めてのワールドカップ

日本代表には2009年に選出されましたが、正GKとして定着したのは2018年に発足した森保ジャパンのときです。そして2022年には自身初めてのワールドカップの日本代表に選出されます。

ハイレベルなパフォーマンスを発揮し、強豪国であるドイツ、スペインを撃破しチームのベスト16進出に大きく貢献したのは記憶に新しいです。「権田の18秒」として称賛された4連続セーブを含むドイツ戦では公式のMOMにも選出されています。

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使用したキーパーグローブはuhlsportのスピードコンタクトというグローブでした。

uhlsport スピードコンタクト(ハイエンドモデル)

ワールドカップでの日本代表の活躍とは裏腹に、所属する清水エスパルスは残留争いを勝ち残ることができず無念のJ2降格。。2023年シーズンはJ1復帰を目指しJ2の舞台で戦うことになります。

シーズンオフにはより厳しい環境を求めて海外移籍を目指しましたが叶わず残留。その時の発言が物議をかもすこともありましたが、きっとご本人にとっては批判を恐れず、あえて日本サッカーのレベルアップのための発言だったと理解しています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/63892dd80d836b9022033a52c0ae5bd7e9f069b8

そのタイミングに合わせ、権田選手はキーパーグローブをuhlsportからreuschに変更しています。

reusch アローゴールドX (ハイエンドモデル)

最後に

日本代表GK権田修一の、各移籍先での活躍と、そのときに使用していたキーパーグローブについて整理し紹介しました。

プロデビュー当時からadidasのキーパーグローブを使用してきましたが、2019年1月からは老舗キーパーグローブブランドであるuhlsportウールシュポルト)と契約しました。そして2023年1月からは心機一転reuschのキーパーグローブを使用しています。

購入可能なサイトへのリンクも貼りましたので、憧れの権田選手と同じグローブや、かつて使用していたグローブをゲットしたい方はぜひ探してみてください。

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